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日本語堪能なパリジェンヌと巡るオルセー美術館

名作アートをたっぷり堪能。日本語堪能なパリジェンヌと巡る1日ツアー《オルセー美術館編》

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観光名所や名作を収蔵した美術館を訪れたり、ショッピングにカフェに立ち寄ったりとやりたいことが盛りだくさんのフランス・パリ。ガイドブックを片手にメトロに乗ってあちこち巡るのも愉しいものですが、滞在日数に限りがあるなら現地に詳しいガイドさんと一緒に巡るのが一番。そこで今回ガイドをお願いしたのがコラ・ソレーヌさん(以下、ソレーヌさん)。

 

 

日本の大学に留学していた経験もあるパリジェンヌは日本語堪能で、美術館ガイドの資格も有しているので、「こんなことがしたい」「ここに行きたい」と事前に伝えておくだけでパリの1日を素敵にコーディネートしてくれます。

 

 

 

|“ファッション”をテーマにオルセー美術館ツアー

 

宿泊しているホテルでソレーヌさんと待ち合わせていよいよ観光スタート。この日最初に向かうのは名画を数多く所蔵する「オルセー美術館」です。

 

 

1900年パリ万博が開催された当時は駅として使用されていたというオルセー美術館の建物。壁にはフランス各地の地名が書かれていてその名残をうかがわせます。しばらく使われていなかった時期もあったそうですが、建物を取り壊さずに原形を生かしたまま改修され、1986年に「オルセー美術館」として生まれ変わりました。

 

▲「美術館の真ん中を電車が通っていたんですよ」とソレーヌさん。駅だった頃の構造がそのまま生かされた空間です

 

▲大きな時計や柱も当時のままをキープ

 

収蔵作品がとても多いオルセー美術館。すべての作品を見て回るのは「1日かけてもほとんど不可能」だそうで、他の美術館へ貸出中の作品などもあって「展示場所が変わることもよくある」とソレーヌさん。

 

そんなオルセー美術館での滞在予定時間は約2時間。そこでソレーヌさんが私たちにこの日のために用意してくれたのが、“ファッション”をテーマに人気作品を鑑賞するプログラムです。まずは1階に展示されている作品から、作品に描かれている人たちが身に着けているジュエリーやドレスから当時どんなデザインが流行していたのか見ていきます。ソレーヌさんは個人的にもアンティークやヴィンテージのジュエリーが大好きだそうで、写真のなかった当時のジュエリーデザインを勉強するのに「絵画が役に立つ」のだそう。

 

 

 

▲「“色付き”なのでジュエリーが金なのか銀なのか、その素材までわかります」とソレーヌさん

 

また、1階の奥にはオペラ・ガルニエ(オペラ座)の構造を詳細に再現した模型があり、オペラ・ガルニエ前にある像「ダンス」のオリジナルも展示されていました。

 

 

▲オペラ・ガルニエの前にある像は複製。オルセー美術館に所蔵されているこの像がオリジナルです

 

また、19世紀にセーヌ県知事のジョルジュ・オスマンがナポレオン3世とともにパリ市街の改造計画を行っていますが、足元には象徴的な街並み“オペラ・ガルニエ近辺”の模型も展示されています。

 

 

続いて向かったのは印象派の名画がたくさん展示されている5階。

 

▲モネ「日傘をさす女」

 

▲ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」

 

このフロアにはソレーヌさんがお気に入りという、モネの「サンラザール駅」も展示されていました。

 

▲モネ「サンラザール駅」

 

ちなみに現在のサンラザール駅がこちら。

 

▲「日常的によく使う駅なの」とソレーヌさん。現在も絵が描かれた当時の面影を残していることに感動します

 

他にも印象派の作品が多数。ここまでの数を一度に見られる機会はなかなかないので、時間に余裕があればぜひ同フロアにある「カフェ・カンパナ」でひと休みしながらゆっくり鑑賞したいところです。

 

▲2人のブラジル人デザイナーによる設計の「カフェ・カンパナ」

 

▲カフェの隣にはテラスがあり、セーヌ川を眺めることができます

 

そして、最後に訪れたのは2階。ゴッホなどポスト印象派の作品やアール・ヌーヴォーの家具などが展示されています。

 

▲ゴッホ「自画像」

 

▲曲線が美しいアール・ヌーヴォーの家具たち

 

2時間と滞在時間が限られていたので少し急ぎ足でしたが、美術の教科書に出てくるような有名な作品を数多く鑑賞できました。

 

そして、オルセー美術館を後にして、ソレーヌさんの“秘密の場所”へと向かいます。そこは、パリ中心部の某デパートの屋上テラス。オルセー美術館の1階奥に展示されていたパリ市街の改造計画の模型の“本物”を鑑賞できるのです。

 

▲ここから見るパリの街並みはパリ市街の改造計画が行われた19世紀当時そのままの美しさ。建物の上には茶色いミニ煙突が沢山(このミニ煙突は現在は使用されていないそう)

 

絵画に描かれている場所に連れて行ってもらったり、時代背景を教えてもらったりと、アートをより身近に鑑賞できるプログラムは美術館ガイドの資格を有するソレーヌさんならでは。本当に貴重な体験となりました。

 

この後は待ちに待ったランチへ。本格的なアール・ヌーヴォーの内装デザインが見どころのソレーヌさんオススメのレストラン「MOLLARD」へと向かいます。美術館で見たアール・ヌーヴォーの家具やステンドグラスも素晴らしいかったのですが、こちらのお店の内装も「素晴らしい!」とソレーヌさん。早くも期待が高まります。(…つづく)<text:yoko photo:beauty news tokyo編集部>

 

▶︎日本語堪能なコラ・ソレーヌさんをガイドに自由にアレンジしてパリ観光を愉しめるツアー


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