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婚活のポイントはコレ。映画『そんな彼なら捨てちゃえば?』に学ぶ勝ち組の方程式って?

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【うるおい女子の映画鑑賞】 第56回『そんな彼なら捨てちゃえば?』(2009年・アメリカ)

 

「女性」の視点で映画をみることは、たとえ生物学的に女性じゃなくても日常では出会わない感情が起動して、肌ツヤも心の健康状態もよくなるというもの。そんな視点から今回は婚活を始める前に鑑賞したい1本、豪華キャストが描く恋愛群像劇『そんな彼なら捨てちゃえば?』(2009年・アメリカ)を紹介します。

 

ベン・アフレック、ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・アニストン、スカーレット・ヨハンソンら豪華な面々が、恋愛や結婚における男女それぞれの勘違いやすれ違いを等身大に演じていています。“ガールズトークの覗き見”的な軽いノリで観られる1本でありながらも、後半では“幸せの基準”を問われてギクッとさせられるという良作です。

 

 

 

|ストーリー

 

 

恋愛下手で相手に過度の期待をしては空回りしているジジ(ジニファー・グッドウィン)はバーのオーナー、アレックス(ジャスティン・ロング)に“男の本音”を指南してもらっています。

 

彼氏のニール(ベン・アフレック)と良好な関係を続けているベス(ジェニファー・アニストン)ですが、同居して7年も経つのに結婚をする気のない彼に内心やきもきしています。

 

ジャニーン(ジェニファー・コネリー)とベン(ブラッドリー・クーパー)の夫婦は、家のリモデリングに躍起になるジャニーンの傍、ベンは若くてセクシーな歌手志望のアンナ(スカーレット・ヨハンソン)の虜となっていき……。

 

男女9人が織りなすそれぞれの恋愛模様はやがて、それぞれに「幸せとは?」という人生の大命題を突きつけます。

 

 

 

|あなたが“男性に求めるリレーションシップ”とは?

 

彼氏がいない時に「もし彼氏ができたら、ワガママを言わずに大切にする!」なんて強く心に誓っても、実際誰かと交際を始めれば次第に「直してほしいところ」を洗い出して、相手に変わることを要求してしまう。そんな経験、自分に気持ちに正直な女性であれば心当たりがあるのではないでしょうか? あるいは「その人と付き合うために偽りの自分を演じてしまった」というパターンもあるかもしれません。

 

本作に登場する女性5人のパターンは以下の通り。

 

■自分に正直すぎて、最初から男性に引かれる

 

■本当は結婚したいのに、男性に気を遣ってハッキリ意思を伝えられない

 

■実は夫を信じていないし、尊敬もしていない

 

■ネットで男探しに励んでいる

 

■とりあえず何も考えていない

 

ストーリーの主軸となっていく20代のジジは、性格はいいのだけれど、こと恋愛となると直球すぎてとにかくイタい女子。恋愛偏差値がかなり低く、女から見ても「それはないわ〜」な行動を連発します。で、このストーリーは結局、少女漫画的なファンタジーなのですが、素直で、なにより「自分が求めるリレーションシップ」が明確なジジは奇跡のような幸せを掴みます。ですがここは、かなりファンタジー色が強い20代の恋愛なのでアラサー世代はスルーでOK。

 

ちなみにジジ、ベス、ジャニーンは同じ職場なのですが、一見幸せそうに見えるアラサー組2人は、「自分が欲しいもの」を見ないようにしていたり、蓋をしてしまったりしているため、事態は深刻。特にジャニーンはセックスレスとなって久しい夫婦関係から目をそらすべく、家のインテリアに夢中になる様はもはや怖いほど。それぞれ、相手を責める思考に支配され、パートナーの真の姿が見えなくなってしまっているのです。自分が見えていないと、相手も見えなくなるという負のループの恐ろしさたるや。。。

 

出典:IMDb.com

 

ちなみに、スカーレット・ヨハンソン演じるアンナはジャニーンの夫と不倫関係になるのですが、彼女の場合は当初は“何も考えていない系”にふりわけられ、次第にそれを模索していく様にはちょっと共感できます。とにかく、この映画ではスカーレットのセクシーさにも注目! 女性から見ても魅力的で、男性が抗えない女の魅力でいっぱい。ただのTシャツとジーンズで超絶セクシーな彼女の姿だけでも一見の価値アリです。

 

 

 

|「普通は〜」ではなく“自分の尺度”で相手を見極める

 

アラサー世代としてはなかなか心に染みるのがベス&ニールのカップル。結婚という形式を信じていないニールの意見を尊重していたつもりのベスでしたが、自分の中の結婚願望に気づき主張することで2人の関係は破綻します。「ニールってゲスだな〜。永遠に愛してるとか言うなら結婚してやれよ」と思っていたら、最後にこの男に泣かされてしまうという驚きの結末。

 

出典:IMDb.com

 

「7年も同棲していたら結婚するもの」「結婚しないと保証がない、いつ捨てられるかわからない」。そんな“普通”という実態のない概念にとらわれて、ニールのことをちゃんと見ていなかったのはベスだったのです。

 

 

 

|ただし甘ーい“その場しのぎな男性”にはご注意を

 

一方、ベンのゲス男ぶりも笑えます。悪い人ではないんです。妻の声には常に耳を傾け、彼女の要望は最大限聞きますが、突如目の前に現れた巨乳のブロンド美女にコロっとなびく軽い男なだけ。

 

出典:IMDb.com

 

いますよね、根はいい人なんだけど、吹いたら飛びそうなほど軽いが故に周りの女性を傷つける男って。そのゲス男ぶりが見事で逆に清々しい! こういう男性結構いますから、よく観察して結婚相手に選ばないように見極めましょう。

 

 

 

前半、豪華キャストが織りなすガールズトーク的な軽い展開が小気味いいテンポを刻みつつも、ふと「わたしが恋愛に求めるものってなんだろう?」なんて重めの問いかけがふいに投げかけられる一本。婚活の前にこそぜひ鑑賞してみてくださいね。<text:kanacasper(カナキャスパ)>


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