columnコラム

結婚観を捨てて自分らしい恋愛に目を向けて

出会いの春こそ“結婚観”をリセット。今こそ自分らしい“リアルな恋愛”を見つけたい

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【うるおい女子の映画鑑賞】 第57回『幸せになるための27のドレス』(2008年・アメリカ)

 

「女性」の視点で映画をみることは、たとえ生物学的に女性じゃなくても日常では出会わない感情が起動して、肌ツヤも心の健康状態もよくなるというもの。そんな視点から今回は自分の“結婚観”について改めて考えさせられる1本『幸せになるための27のドレス』(2008年・アメリカ)を紹介します。出会いの春だからこそ、今一度“結婚観”をリセットしてみるのもオススメですよ。

 

 

 

|ストーリー

 

 

結婚式に大きな夢を持ち、数々の友人たちの結婚式を成功させるべく、ブレイズメイドとして全力投球してきたジェーンは職場の上司に片思いをしながら「いつかは自分も幸せな結婚式を!」と夢見ていました。ある日、ブロンド美人でモデルの妹が突如現れ、ジェーンの家にしばらく居候します。そんななか、片思い中の上司と妹が出会い、2人は恋に落ちてスピード結婚をすることになります…。

 

 

 

|純粋でポジティブなイタ女の行く末

 

密かに思いを寄せる上司の世話を焼きまくってただの“便利な女”になり下がっていて、その上司があっさり美人の妹にかっさらわれても2人の結婚式を笑顔でサポートして、自分の夢の結婚式プランをそのまま妹にパクられて実行されそうになって発狂して…と、ジェーンはかなりイタいアラサー。

 

出典:Imdb.com

 

ですが、彼女のイタさの源は、純粋で肯定的なエネルギーにあります。ジェーンは親友たちの結婚を変なブライズメイドのドレスを着せられようとも心から祝福していて、彼女たちの結婚式を全力でサポートして自らも愉しむからこそ、結果的に彼女には恋愛の女神が微笑んでくれます。

 

 

 

|結婚という“幻想”を捨てたときに現れる“リアル”に目を向けて

 

典型的な長女気質の彼女ですが、心の支えである”夢の結婚式”を妹に汚されたとき、内側に溜め込んできたドロドロを爆発させて、かなり最低な行動に出ます。「もっと頻繁にガスを抜いていれば…」と不憫に思うところもありますが、これはいわば彼女初の自我の爆発。この爆発で、幼い頃から妄想に妄想を重ねてきた結婚への幻想まで爆発し、彼女はすぐ側にあるリアルな存在に気がつくのです。

 

出典:Imdb.com

 

こういうことってありませんか?

 

映画やテレビ、雑誌の影響で「“結婚”こそ女子の人生における最大イベント!」という概念が刷り込まれ、「こうじゃなきゃ嫌だ!」「こうあるべき!」という理想や妄想でカチコチになり、それにそぐわない現実が現れると怒ったり、そっぽ向いたりして、本当に大切なものを見失ってしまう悲劇。これで婚期を逃している方も少なくないはずです。

 

ということで、ジェーンのように自分の脳内の“結婚観”を一度ぶち壊して、いらないドレスは断捨離してみませんか? あなたらしいリアルな恋愛が、そこに待っているかもしれません。<text:kanacasper(カナキャスパ)>


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