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西麻布「plate-tokyo」で愉しむ素敵なグルメ体験

アートとおいしいを同時に。西麻布「plate (tokyo)」で愉しむ素敵なグルメ体験

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西麻布界隈の人々や各界著名人たちに愛されるキュイジーヌレストラン「plate (tokyo)(プレート トキオ)」。パトリス・ジュリアン氏のレストランなど有名店で修行を重ねたオーナーシェフでソムリエールのいかいあやのさん(以下、いかいさん)の手がける本格創作料理と共に愉しめるのは、選び抜かれたワイン、そして外国映画のワンシーンを思わせるインテリアやお店の随所に散りばめられたアートの数々。おいしいひとときを過ごせます。

 

 

 

|カジュアルにいただく本格キュイジーヌ

 

お店の看板メニューは、いかいさんが修行していたオーストラリアのワイナリーから仕入れたワインと、フレンチや和のテイストを盛り込んだ創作プレート。今回はランチタイムにお邪魔しました。

 

 

取材当日は、3月の初めでしたが、寒の戻りで冷たい雨降りの日。「こんな寒い日には温かいものを食べていってね」といかいさん。早速、厨房を軽やかに動き回りながら料理やお店の歴史などについててきぱきと説明してくれます。気さくで人懐こいお人柄にたちまち惹き込まれてしまいます。

 

▲「plate (tokyo)」オーナーシェフ・いかいあやのさん

 

 

まずはオーストラリア・ハンギングロックのワインと大振りのハマグリ。

 

 

ハマグリはシンプルにバターを載せ、さっと炙ったものをいただきます。

 

 

サラダは、食用のたんぽぽとウドの細切りに、ほどよく焼き目がついた豚肉をトッピング。ここにトリュフの香りがほのかに立ち上るアツアツのスクランブルエッグが添えられます。

 

 

どちらも、季節の素材がふんだんに取り込まれ、噛みしめる度に春の到来を感じさせてくれる一皿。ドライいちじくとシェリービネガーの甘酸っぱさがクセになるサラダドレッシングは開店以来の人気商品とのことで、テイクアウトもできるそうです。

 

 

そして、滋味深いやさしい味わいの茄子のポタージュ。

 

 

とろりとした食感が身体を芯から温めてくれます。

 

 

メイン料理は、猪肉をじっくり煮込んだものにアサリを併せた見た目もボリュームも豪快な一品。

 

 

スパイスやショウガがほどよく利いており、思ったよりも爽快な味わい。口直しのカリフラワーのピクルスと交互にいただくと、もう箸が止まりません。

 

 

そしてチーズの盛り合わせにデザートと続きます。

 

 

食後のドリンクはコーヒーやハーブティー各種を取り揃えています。

 

 

 

|食を通して、アートな時間を

 

創業以来、いかいさんがこだわるのは食事を通して集う人々の「場所」を総合的にプロデュースすること。

 

 

空間を彩るインテリアはヴィンテージなアイテムを基調に、新進気鋭の建築家の椅子やデジタルアート作品などモダンなテイストを交えて設えられています。随所にアーティストの作品を月替わりで展示することで、レストランでありながらギャラリーとしての役割も担っています。そして食器類はデザイナーや作家のものを取り揃え、BGMの音楽にもこだわりたいとCDを制作したことも。

 

「食事を取り巻く多彩な要素が、アーティスティックに響き合う。そういう場所を提供したい!」

 

いかいさんがこの思いに至ったきっかけは一冊の本との出会いでした。

 

 

 

|走り続けた20代

 

高校卒業後、「人が集う場所」を作りたいと考えたいかいさんは、食を通して人々の暮らしを豊かにしようと提唱したライフスタイルプロデュースの第一人者、パトリス・ジュリアン氏の下に飛び込みます。

 

「彼の『生活はアート』という本が大好きで。ファンレターを書き続けたんです。」そんな一途な思いが通じ、ジュリアン氏の運営する都内のカフェで修行の日々を送ることに。人気店を掛け持つジュリアン氏の指導は厳しいものだったといいますが、持ち前のチャレンジ精神で学び続けました。

 

▲パトリス・ジュリアン氏のレシピ本を紹介してくれるいかいさん。この本には駆け出しの頃のいかいさんの写真も載っています

 

その後、単身オーストラリアやフランスのワイナリーでワインのノウハウを培い、帰国してからは「ひらまつ」などの有名店に従事。ソムリエの資格を取得後の2009年、満を持してレストラン「レ・ランデヴー・ド・トキオ」を開店。2年前に現在の場所に移転しました。

 

「とにかくやってみる、挑戦してみる」がいかいさんのスタイル。お店を構えてからは「生活はアート」を形にするべく奔走する日々。今でも毎日反省し、模索しているのだといいます。オーナーとして、さらにサービスも細部に渡って切り盛りするため大忙し。けれども「お客様と共有する時間があるから楽しく乗り切れる」と、笑顔で話してくれました。

 

 

 

|おいしい時間を、これからも

 

前身の「レ・ランデヴー ド トキオ」創業から今年で9周年を迎える「プレート トキオ」。取材中、ガラスのドア越しに何人もの常連客が顔を出し、手を振り、時に世間話をしては行き交っていきました。いかいさんの人柄と居心地の良さが、多くのファンを惹きつけるのでしょう。

 

 

おいしい食事に舌鼓を打ちながら、ドラマチックないかいさんの半生に勇気をいただき、アートな空間に刺激を受ければ、時を忘れる極上のひとときとなり、いつのまにか心も身体もほっこり温まってくるはず。ぜひそんな素敵なグルメ体験をみなさんも愉しんでくださいね。<text:Ayako.I>

 

 

plate (tokyo)(プレート トキオ) 東京都港区西麻布2-10-1 西麻布アジアビル1F(東京メトロ「乃木坂」駅より徒歩11分、「表参道」駅より徒歩15分) 080-4689-9059 ランチ:12時~14時(L.O)¥3,800のコース  ディナー:18時~22時(L.O.)¥6,000 or ¥8,000のコース ※ ランチおよびディナーは完全予約制(22時以降はWine bar)&日曜定休 http://arigatoinc.com/plate/


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