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アール・ヌーヴォーなブラッスリーでパリランチ

アール・ヌーヴォーの魅力にどっぷり。日本語堪能なパリジェンヌと巡る1日ツアー《ランチ編》

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観光名所や名作を収蔵した美術館を訪れたり、ショッピングにカフェに立ち寄ったりとやりたいことが盛りだくさんのフランス・パリ。ガイドブックを片手にメトロに乗ってあちこち巡るのも愉しいものですが、滞在日数に限りがあるなら現地に詳しいガイドさんと一緒に巡るのが一番。そこで今回ガイドをお願いしたのが、日本語堪能なパリジェンヌのコラ・ソレーヌさん(以下、ソレーヌさん)。午前中、「オルセー美術館」に出かけたあとは、老舗ブラッスリーでのランチを愉しみます。

 

 

 

|本格的なアール・ヌーヴォーの内装が評判!老舗ブラッスリー「MOLLARD(モラール)」でランチタイム

 

ランチで訪れたのは、サンラザール駅程近くの「MOLLARD(モラール)」。本格的なアール・ヌーヴォーの内装で有名な1867年創業の老舗ブラッスリーです。

 

 

ソレーヌさんが事前に予約してくれていたので、少々混み合っている時間でしたがスムーズに入店。店内には美しいステンドグラスやモザイクがたくさんあり、内装だけでも見応えがあります

 

▲案内された席には日本をイメージさせる絵が飾られていました

 

ソレーヌさんによると「天井のステンドグラスの中央部分は最近修復されてキレイになったばかり」だそうで、以前あったものとそっくり同じように作られているのだとか。

 

 

「モラール」のように歴史的建造物に指定されている建物は、外装だけでなく内装も以前からあるものに合わせて修繕することが決まりになっているそうで、例えば下写真の壁(柱の右側部分)も以前はただの白い壁でしたが、厨房の入口を移した際に、以前からある店内の装飾に合わせて、緑・金・黄色3色のタイルが貼る形で修繕されています。

 

 

このような形でパリの美しい街並みや建物が現代にまで当時そのままの姿をキープしていることに感動を覚えました。

 

▲この絵は「パリジェンヌが初めて海に行った時、どうやって入ったら良いのかわからなくて洋服を着たまま入っている様子が描かれているの」とソレーヌさん

 

▲モンマルトルのナイトライフを描いた絵。まさに「ムーラン ルージュ」の世界?!

 

▲絵の手前側でアブサンを飲んでいるのはルノアールかも?!

 

 

 

|名物メニューはボリューム大満足の海産物の盛り合わせ

 

ひと昔前はノルマンディー地方からの物資がまずサンラザール駅近くに運ばれてきた関係で、当時パリで海産物を愉しむなら「モラール」の周辺だったそう。その名残か、「モラール」の名物メニューは海産物の盛合せ。メニューに“2人前”と書かれていた“ロワイヤル・モラール”をオーダーしました。ソレーヌさん含め3名だったので「足りないかも?」と思いながらオーダーしたところ、想像以上のボリューム!

 

▲ロワイヤル・モラール(119.85€)

 

3種類(計18個)の牡蠣、海のエスカルゴと言われるピゴルノー 、ムール貝、プレール(あさり)など様々な貝や小エビなど、これだけで3名で満腹になるほど。添えられたレモンを絞って食べるのも美味しいですが、添付されている“ピリ辛のタレ”で食べるのがオススメです。

 

▲ソムリエさんがオススメしてくれたシャブリ(ボトルで46.80€)は鮮度の良い海鮮物と相性抜群

 

ちなみに「モラール」の利用客は地元の人と観光客と半々とのこと。私たちが利用したランチタイムは周辺で仕事している方たちが多かったようです。以前はここと同じようなアール・ヌーヴォーの内装のブラッスリーは15店舗ぐらいあったそうですが、今は3店舗しかなく、「その中で最も美しい装飾を見られるのはこのモラールなの」とソレーヌさん。おかげで、ワインのセレクトもバッチリの美味しいひとときを満喫できました。

 

ランチ後、しばらく周辺を散策していると、日本でもお馴染みの「PAUL」が。

 

 

この「PAUL」が入っている建物も19世紀のものだそうで、「外観を見ると、以前は動物デザインのものを扱うお土産屋さんだったみたい」とソレーヌさん。日本では新しいお店が入る時に“内外装を変えること”が一般的ですが、新しい借主でも建物のイメージを変えてまうことはできないのだそう。そうやって伝統を継承していくパリの心意気に憧れさえ感じます。

 

午後は残りの時間でショッピング。伝説のセレクトショップ「コレット」のスタッフが新たに立ち上げたセレクトショップ「NOUS」をはじめ、人気セレクトショップやソレーヌさんオススメのショップを巡ります。早くもショッピング欲がグッと高まってきました。(…つづく)<text:yoko photo:beauty news tokyo編集部>

 

▶︎日本語堪能なコラ・ソレーヌさんをガイドに自由にアレンジしてパリ観光を愉しめるツアー


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