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シンガポールで定番カクテルの本物の味を満喫

本物の味を満喫するシンガポール旅。あの“定番カクテル”が誕生した名門ホテルのバーへ

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9月のシンガポールといえば、毎年恒例のF1グランプリ。マリーナ地区はF1マシンのエンジンサウンドがこだまするサーキットとなり、普段とは街の表情も一変します。元々国際色豊かなシンガポールですが、この時期はさらに世界中からF1ファンたちが大挙として押し寄せ、街はさらに賑わいを増します。

 

 

 

そんなマリーナ地区にある創業100年を超える老舗ホテル「ラッフルズ・ホテル(RAFFLES HOTEL)」も、もちろん例外なく賑わいを見せる場所の1つ。

 

【ラッフルズ・ホテルの玄関「メインロビー」は現在改装工事中】

 

顧客リストには各国の王侯貴族、著名な文化人などVIPの名前がズラリと並び、シンガポール随一の名門ホテルとも称されるこのホテル。歴史を感じさせる美しい空間、そして壮麗な調度品と、そこに身を置くだけで豊かな気分に浸れます。

 

そして、このホテルを語る上で、あの世界的定番人気カクテル「シンガポール・スリング」が誕生したバーの存在は絶対に外せません。

 

 

 

|開店早々に行列も。シンガポール・スリングが誕生した伝説の人気バー「ロング・バー」

 

シンガポール・スリングはジンをベースにコアントローやパイナップルジュースなどを加えたピンク色のカクテル。カクテルを飲む方であれば、一度は味わったことのあると思います。

 

このカクテルが生まれたのは実に100年以上前。1915年にこのラッフルズ・ホテル内にあるバー「ロング・バー」のバーテンダー・厳崇文が“ジュースのような見た目のカクテルを”というオーダーに応えて作ったのが始まりとされています。

 

【「ロング・バー」のシンガポールスリングは1杯31シンガポールドル(約¥2,500)。メニューにはレシピもちゃんと記載されています】

 

 

ホテル宿泊者以外も利用可能なこのバー。訪れる人はほぼ間違いなくシンガポール・スリングをオーダーし、バーテンダーたちは絶え間なくシンガポール・スリングを作っています。

 

 

 

11時のオープン直後に訪れたにも関わらず、ちょうどF1グランプリ開催中ということもあり、伝統を誇るバーにはF1の応援グッズを身につけた人も多く、すでに満席状態。昼前というのに入り口には待機客で行列もできていました。

 

 

 

私たちもやっと席に着き、お目当のシンガポール・スリングをオーダー。10分ほどで席にやって来ました。

 

【こちらが100年の伝統を誇るシンガポール・スリング。とてもフォトジェニック!】

 

テーブルには麻袋が置かれていて、中には殻付きのピーナッツが詰まっています。このピーナッツをおつまみに早速味わいます。歴史を感じる贅沢な空間で楽しむ“本物の味”はまさに格別。まるで時間さえもゆっくりと流れていくように感じるはずです。

 

 

 

|充実の「スーベニアショップ」も必見です

 

このラッフルズ・ホテルでぜひ訪れたい場所が「スーベニアショップ」。もちろん宿泊者以外も利用可能です。

 

 

シンガポール・スリングをモチーフにしたTシャツやキーホルダーといったアイテムをはじめ、ロング・バーで使用されているグラスも麻袋に詰められた落花生ももちろん販売されています。

 

その他にもラッフルズ・ホテルで提供されているコーヒーやお茶、チョコレートやクッキー、そしてホテルマンを形どったぬいぐるみなどなど。100年以上の伝統を誇るホテルだけあってお土産の種類も豊富。しかも販売されているアイテム1つ1つがオシャレ感たっぷりなので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

 

 

ラッフルズ・ホテル(RAFFLES HOTEL)

1 Beach Road, Singapore, 189673
フリーダイヤル: +(1) 800 1 7233537 TEL: +(65) 6337 1886 FAX: +(65) 6339 7650
http://www.raffles.jp/singapore/


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