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小浜島で美ら海からの風の爽快感を満喫

美ら海からの風の爽快感を満喫する旅。レンタサイクルで巡る「小浜島」の魅力

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八重山諸島のほぼ中央に浮かぶ小さな島「小浜島」。でも、小さな島とは言っても歩いて巡るには少し広いので“レンタサイクル”での観光が最適です。しかも、自転車ならではの爽快感を感じることができる場所が多く存在するのも小浜島の魅力。それではレンタサイクルで島を巡る際にチェックしたい見どころをまとめて紹介します。

 

 

 

|「シュガーロード」でサトウキビ畑を駆け抜ける爽快感を満喫

 

まずは港から自転車で10分程でアクセスできる「シュガーロード」から。長く伸びる一本道が特徴的な場所です。

 

 

名前通り、道の周辺にはサトウキビの畑が広がり、時期によっては自分の背よりも高いサトウキビの間を駆け抜けるという爽快な体験ができますよ。

 

 

とはいっても、長く伸びている坂の一本道を自転車で降りればそれだけでとても爽快な気分に。写真を撮るにもピッタリですし、自転車で走るだけでも楽しい「シュガーロード」は小浜島観光のマストスポットといえます。

 

 

この「シュガーロード」以外にも自転車で走るだけで気持ちのいい道がたくさん!

 

 

▲道の向こうには海! そのまま走っていけば、直接海に入れそうな錯覚をしてしまいそうです

 

起伏が激しい地理的条件と、島を囲む真っ青な美しい海がもたらしてくれる絶景を至るところで満喫できるのです。ぜひ自転車に乗って気持ちいい風を感じながら探してみてください。

 

 

 

|あの人気朝ドラのロケ地「こはぐら荘」へも立ち寄ろう

 

小浜島はまだまだ観光地化されていないので、沖縄の元々の文化が色濃く残っている場所でもあります。赤瓦屋根の家々はその代表例。

 

 

沖縄独特の建物が並ぶこちらの集落は小浜島のほぼど真ん中に位置しています。「シュガーロード」からは自転車ですぐの距離です。

 

ちなみにこちらの家をどこかで見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。建物の前に「こはぐら荘」という看板が出ています。この名前でピンと来るかもしれませんが、ここは朝の連続ドラマ小説『ちゅらさん』でロケ地として使われた場所なのです。

 

▲「こはぐら荘」の屋根には少し変わったシーサーもいるのでそちらもお見逃しなく

 

ドラマでは民宿としての登場でしたが、実際は民家ですので中には入らないように外から見て楽しむようにしてくださいね。

 

 

 

|石長田海岸で「マングローブ群」を観察

 

沖縄で見られる特徴的な植物といえばやはりマングローブ。川のない小浜島ではマングローブは見られないかと思いきやそんなことはありません。小浜島の西側に位置する石長田海岸にはかなり広範囲に広がる「マングローブ群」を見ることができます。

 

▲マングローブ群の向こうには西表島の島影も

 

こちらの海岸にはヤエヤマヒルギやメヒルギなど数十種類の亜熱帯植物が群生していて、干潮時には間近まで寄っていって観察することができます。

 

 

なおここまで通常の自転車で来ることも可能ですが、石長田海岸の手前には急な登り坂があるので、体力に自信がない方は電動の自転車をレンタルしておくことをオススメします。

 

 

 

|小浜島へのアクセス

 

小浜島へは石垣島から船でのアクセスとなります。所要時間は約30分。便は1時間に1本くらいのペースなので、時間に合わせて石垣島の離島ターミナルに行くようにしましょう。

 

 

また小浜島と石垣島の間には観光地として人気の「竹富島」があります。日帰りで石垣島→小浜島→竹富島→石垣島という旅程でも、それほど駆け足にはならずに両方の離島を楽しめるのでオススメですよ。<text&photo:岡本大樹>


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