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小顔も美肌も効率良く実現する静脈マッサージ

小顔も美肌も効率良く。リンパよりも注目が高まる“静脈マッサージ”って何?

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「体重は増えていないのにフェイスラインがぼやけてしまった」「顔のむくみやクマが気になる」などの理由から洗顔後や入浴後に美容クリームを使って“リンパ”を意識したマッサージに取り組んでいるという方は少なくないと思います。しかし、いま注目が高まっているのが“リンパ”ではなく“静脈”にフォーカスしたマッサージ法なんです。

 

そこで今回は“リンパ”と“静脈”の違い、そして簡単な“静脈マッサージ”のやり方を紹介します。

 

 

 

|リンパと静脈の違いとは?

 

 

リンパ液は「血液から染み出る組織液」のこと、そして静脈は「心臓へ血液を返す血管」のことを言います。どちらも主に“老廃物の回収”という役割があり、どちらも流れが滞った時は共通して“むくみ”、“免疫力低下”、“疲労”などの影響が出ます。

 

 

しかしながら「老廃物の80%は静脈が回収する」と言われていて、さらに静脈はリンパよりも太くたくさん顔中に張り巡らされているため、静脈をマッサージする方が効果的とされているのです。

 

 

 

|“静脈マッサージ”3つのポイント

 

まず“静脈マッサージ”をするにあたって大事なポイントが「下へ流す」と言うこと。静脈は心臓へ血液を返す血管なので、心臓のある下へ向かって流してあげることが必要です。そして、顔の中には

 

(1)耳珠(耳の穴の手前)

 

(2)耳垂(耳たぶの付け根)

 

(3)マンディブラーノッチ(あごの骨の角から1cmほど内側にあるくぼみ)

 

と大切な3つのポイントがあるので、そこへ向かって流していくようにマッサージすることが効果を上げるコツになります。

 

 

 

|簡単な“静脈マッサージ”の実践法

 

 

簡単にできる方法として、今回は洗顔をしながらできる“静脈マッサージ”を紹介します。慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、毎日行う洗顔の中に組み込むことで日課にしてみましょう。

 

 

(1)手の平全体でおでこからこめかみを通ってマンディブラーノッチまで流す

 

(2)両手で鼻を覆うポジションから、手の平全体を頬に押しつけながらマンディブラーノッチまで流す

 

(3)アゴを上げて上を向き、首の真ん中にある軟骨のやや外側を4本の指(右側は左手、左側は右手)で交互に鎖骨へ向かって流す

 

(4)(3)よりももう少し外側を手の平全体(右側は左手、左側は右手)で交互に流す

 

(5)両目を覆うように上まぶたに手をあて4本の指で耳に向かって横に流し、その後下まぶたも同様に流す

 

(6)人差し指と中指の先でアゴの先端を挟み、そのままアゴの骨を耳たぶまでなぞり上げるように流す

 

マッサージする際の力加減は洗顔するときと同じ程度の強さでOK。また、顔の血液は必ず首を通って心臓へ返るので、特に(3)と(4)の工程は洗顔時だけでなく、気がついた時に定期的に行うとより効果的です。

 

 

 

意外と簡単にできるので、手順さえ覚えればフェイシャルマッサージを習慣にしていたと言う方なら簡単に取り入れやすいはず。力の入れすぎや肌のこすりすぎには注意しながら、ぜひ“静脈マッサージ”で効率良く小顔&美肌を目指しましょうね。


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