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クリムトの名画「接吻」がテーマ。美と恍惚のひとときを味わう【メズム東京】アフタヌーンティー

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東京・竹芝にあるホテル【メズム東京、オートグラフ コレクション】では、アフタヌーンエキシビジョン(午後の展覧会)として、世界的な名画をテーマにしたアフタヌーンティーが2023年3月31日(金)まで平日限定で開かれています。今回のテーマは、オーストリアの画家グスタフ・クリムトの代表作『接吻(The Kiss)』。愛の深さに恍惚とする男女の姿に迫るアフタヌーンティです。

 

|モエのシャンパンを使った贅沢なパフェ

 

『アフタヌーン・エキシビジョン』の第7弾「キス(Kiss)」は、モエ・エ・シャンドンのシャンパンをふんだんに使ったパフェで表現。さらにオーストリアで親しまれているスイーツやセイボリーを8種類再現して、クリムトが活躍した“時代の味”に触れられます。なお、パフェにはアルコールが含まれるため、未成年者や運転を予定している方への提供はできません。

 

▲アフタヌーン・エキシビジョン「キス(Kiss)」

 

帝政オーストリアのウイーン郊外に生まれたクリムトは20代の若さで装飾家として成功を収めますが、画家としては性と死に彩られた挑発的で、時には扇情的ですらある画風が社会的な論争を巻き起こすこともありました。代表作の「接吻(The Kiss)」は1907年から1908年にかけて制作され、モデルはクリムト自身と恋人エミーリエ・フリーゲと言われています。

 

▲グスタフ・クリムト作「接吻(The Kiss)」。我を忘れ恍惚とした表情に、身にまとう美しい衣装と足元の花々など、愛への賛美が描かれています

 

今回のメインメニューとなるシャンパンジュレのパフェは「接吻(The Kiss)」を絵そのままに表現。ジュレは水分の約60パーセントに「モエ・エ・シャンドン モエ・アンペリアル」を使う、とてもラグジュアリーなパフェです。パフェグラスの乗った台も、野の花が咲く絵に合わせ手作りしています。

 

▲モエ・エ・シャンドン モエ・アンペリアルを使った「シャンパンジュレパフェ」

 

抱擁する男女の姿は、ホワイトチョコレートに可食印刷。背景はパリッとしたレモンチュイールで、酸味の効いたレモンクリームの上に立っています。

 

▲パフェには「接吻(The Kiss)」のイラストをデコレート

 

「モエ・エ・シャンドン モエ・アンペリアル」を使ったジュレには白ブドウジュースが加わり、ほのかな甘味を感じるすっきりとした味わい。さらに左側の男性の衣装はチョコレートで、右の女性の衣装は赤スグリで表現。ジュレはアルコールが飛ばないように絶妙な火入れで、シャンパンの風味が十分に感じられる大人のパフェとして仕上げています。

 

▲絵に合わせてジュレの中も表現

 

▲パフェとペアリングする紅茶は、ピーチジュースをベースに、バラの香りがするローズレモネードとチャイティをプラス。少しスパイシーな紅茶です

 

|20世紀初頭のウイーンを意識したセイボリーとスイーツ


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