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ハワイに出かけたら一度は登るべし。【ダイヤモンド・ヘッド】でホノルルの絶景を満喫

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ハワイ・オアフ島のオススメスポットを聞くと必ず名前が挙がる【ダイヤモンド・ヘッド】。ワイキキのビーチからならどこからでも見え、その姿を目にすると「ハワイに来たなぁ」と実感する方も少なくないはずです。頂上からはワイキキの街並みやビーチを一望できる絶景スポットで、特に雨季(10月〜3月)は日の出を見ようと早朝から登頂する人が大勢います。

 

▲オアフ島にあるコオラウ山脈の南東の端に位置する「ダイヤモンド・ヘッド」は約30万年前の噴火の凝灰岩により形成された山

 

今回は現地オプションツアーを利用して朝7時頃から登頂。ガイドさんによると「標高は232mで、道中はとても険しい箇所もある」とのことで、日頃の運動不足からか少々不安な気持ちで登山をスタートしました。

 

 

 

|山頂まで約30分ながら“思っていたよりハード”な道のり

 

登山口となる「ダイヤモンド・ヘッド州立自然記念公園」の入場料は徒歩なら1人$1、レンタカーで行く場合は駐車料金を含め1台につき$5を支払います。

 

 

駐車場やインフォメーションセンターなどがある場所はもともと噴火口だったところで、ここから外輪山の山頂にある観察所まで登っていくのですが、片道約30分、平均1時間で往復できるとのことです。なお、インフォメーションセンターを過ぎるとトイレがあります。トイレはここしかないので、不安な場合は済ませておきましょう。

 

登山開始後、しばらくはコンクリートで舗装されたなだらかな傾斜の道を登っていきます。この道は山道の侵食を防止するために設けられたという新しいもの。降りてくる人たちの顔も比較的穏やかで、案外楽に登れるのかもと楽観視してしまいましたが、大変なのはこの後でした。ボコボコした岩肌で曲がりくねった山道は1908年に造られた当時そのまま。それでも初めのうちは道幅も広く降りてくる人たちとすれ違うのも容易だったので片道30分を目標にテンポよく登っていきます。さらに先に進んで行くと道幅が狭くなり、降りてくる人たちとお互いに道を譲り合います。

 

▲道中の展望台でひと休み。登ったばかりの太陽と美しい海に癒されます

 

そして、展望台の後に待ち受けているのは74段のコンクリート階段。

 

 

急な上にとても狭く、足を踏み外さないように注意が必要です。

 

▲階段を登り切ると70メートルもある狭いトンネルを通ります

 

トンネルに差し掛かった頃には先ほどの階段の影響もあり疲れが出てきますが、さらにここからが大変! 続いて登場するのは99段もある急な階段を登らなくてはなりません(階段と逆側に進むと迂回路があります)。

 

 

息を切らしながら必死に急な階段を登っていくと、そこはデルーシー要塞の砲撃統制所の入口に到着。砲撃統制所入口はトンネルになっていて、それを抜けるとまた階段が現れます。今度はらせん階段で4階建ての砲撃統制所を1番上まで上がり、昔は鉄の鎧戸で塞がれていたという細い砲撃統制所の窓部分に出ます。

 

 

「一瞬、どこから出るの?間違えた⁇」と焦ってしまいますが大丈夫。その細い窓から、這うような体勢で外に出て砲撃統制所の周りをぐるりとルート沿いに進んで行くと、ようやく頂上の観察所が見えてきます。頂上付近はなだらかな金属製の階段(82段)が作られていてこれまでのルートに比べると登りやすくて安心。そうやって頑張って登り切ると、お待ちかねの絶景が目の前に!!

 

▲頂上からはワイキキの街並みを一望できます。

 

▲反対側は太陽と海、そして海の向こう側にココヘッドが見えます

 

充分に景色と写真撮影を満喫して、今度は来た道と逆方向(迂回路)を使って下山します。登頂経験者たちからは、「軽いトレッキング程度だよ」とか「ハイキングみたいな感じだよ」と言われていましたが、やっぱり山登り。服装や持ち物は考慮した方が良さそうです。

 

▲登頂時の服装がこちら。足がきちんと固定されるサンダルでも大丈夫だとは思いますが、やはりスニーカーがベスト。パンツがオススメ(登山道自体は整備されているのでショート丈やひざ丈でもOK)で、意外と汗を掻くのでトップスは通気性の良いものがベターです。早朝に登るなら帽子は必要ない印象でしたが、両手が空いている状態なのが理想なので、ミニショルダーやリュックを使用してミネラルウォーターも携帯しましょう

 

頂上での滞在時間を含めて所要時間は約1時間でしたが、油断は禁物。階段も大変ですが、ボコボコした石の道を上り下りするには常に注意が必要です。でも、ワイキキからはバスやタクシーで簡単にアクセスができますし、登り切った先には絶景が待っているので、途中で水分を補給しながらマイペースでぜひ登ってみてくださいね。<text:yoko photo:beauty news tokyo編集部>


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