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世界遺産も絶景も【チェコ・プラハ近郊】で訪れるべき“人気観光スポット”まとめ

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まるで絵本に出てくるような美しい街並みや中世に建てられた城廓や教会から、歴史的にも価値の高い世界遺産まで沢山の絶景を満喫できる【チェコ】は人気の旅先の1つ。そこで今回は、チェコの首都・プラハを中心としたボヘミア地方をフォーカス。ぜひ1度は訪れたい人気観光スポットをまとめて紹介します。

 

 

 

|旧市街広場を中心にプラハの中心街を散策

 

まずは首都のプラハ旧市街広場の周辺を散策しましょう。観光馬車やクラシックカーに乗車しての観光も可能です。中世の香り漂う街はそれだけで十分に絵になり、ただ歩いているだけでも気持ちが高揚してきます。

 

 

 

こちたは世界で一番大きい城郭と言われる「プラハ城」。堂々とした門構えに厚みのあるこの街の歴史を感じることができます。もちろん城内に入ることも可能です。

 

 

続いては日本でも人気の高い『スラブ叙事詩』の作者、アルフォンス・ミュシャ(チェコ語ではムハ)の息子で作家のイジー・ミュシャが住んでいた家。現在も子孫の方が暮らしているそうです。プラハ市内にはアルフォンス・ミュシャの作品を多数収めた「ミュシャ博物館」もあるので、合わせて訪れてみましょう。

 

 

ちなみにミュシャの息子が暮らした建物の正面右手には、なんとなく「見たことがあるかも…」と感じる方も少なくない建物(下写真の中央の建物)があります。

 

 

この建物は映画『アマデウス』でモーツアルトが育った家として登場していて、この建物のようにプラハの旧市街広場周辺には映画のロケ地になった建物が点在しているので、ロケ地巡りをしてみるのもオススメです。

 

そして、多くの観光客が行き交う「カレル橋」はぜひ訪れたいスポット。

 

 

「プラハ城」(写真右奥)を望む景色は、現代に居ながらして中世の風を感じること間違いなし。また、カレル橋の袂にある塔には入場料(100CZK)を払えば最上部まで登ることができ、プラハ城から旧市街広場まで360度のパノラマを堪能できます。

 

 

 

多くの塔が立ち並んでいることから“百塔の街”という異名も持っているプラハ。オレンジ色の屋根が多いのも特徴です。

 

こちらは世界的にも有名な「チェコフィルハーモニー」の本拠地としても知られる音楽公会堂「ルドルフィヌム」です。

 

 

毎年5月にはクラシックの音楽のファンなら垂涎の音楽祭『プラハの春』がこの「ルドルフィヌム」をはじめ、プラハ市内のホールや教会、庭園など各地で盛大に開催されるので、ぜひクラシック音楽ファンならずとも訪れてみてください。

 

 

 

|ヨーロッパで最も美しい歴史の町「チェスキー・クルムロフ」

 

プラハから高速バスで約3時間でアクセスできるチェスキー・クルムロフはユネスコ世界文化自然遺産にも登録されている“ヨーロッパで最も美しい歴史の町”の1つとして知られています。曲がりくねったヴルタヴァ川岸に造られていて、眺望の良いスポットから眺めると美しい中世の建物が密集した“島”のよう。「中世の真珠」とも呼ばれるのも納得です。

 

 

迷路のように小道が入り組む町の中に入れば、教会やお土産ショップ、レストラン、カフェなどが立ち並び、通りが変わるたびに新鮮な表情を見せてくれます。

 

 

ゴシック様式やルネッサンス様式などが混在する色とりどりの建物が織りなす風景はまさに中世そのもの。ぜひロマンチックな気分に浸ってみてください。

 

また、チェスキー・クルムロフの近くには、ゴシック様式の「フルボカー・ナド・ヴルタヴォウ城(以下、フルボカー城)」という古城があります。

 

 

真っ白でゴツゴツした外観のこのフルボカー城は、実はチェコの人々にとっては“童話に出てくるお城”として有名で、お城と聞いて真っ先にイメージするのがこの「フルボカー城」という方も多いと言います。城内は贅沢な家具やクリスタルのシャンデリア、絵画、食器など装飾も指折りの美しさ。ぜひチェスキー・クルムロフを訪れる際はフルボカー城にも足を伸ばしてみましょう。 ※城内は写真撮影禁止です

 

 

 

|できたて無濾過のチェコビールを味わう大人の工場見学

 

日本人にも馴染み深い“ピルスナービールの発祥の地”として知られるチェコだからこそ、ビール工場の見学もオススメです。チェコには小規模のブルワリーを含めると400を超えるビール工場がありますが、チェスキー・クルムロフの程近くにはチェコ国内で第2位のシェアを誇る「Budějovický Budvar(ブドヴァル)」の醸造所があります。

 

▲Budějovický Budvar(ブドヴァル)の工場内部

 

見学中はビールを作る過程を実際の工場内を見ながら説明してもらえる他、チェコがピルスナービール発祥の地と言われる所以やホップやモルトの種類の違い、ビールの種類についてなどを丁寧に教えてもらえます。ちなみにガイドさんによると、「ビールの醸造家はチェコの子供たちの憧れる職業の1つ」なのだそうです。

 

▲製品になる前(無濾過状態)のできたてビールを味わえます

 

また、工場の隣には、ブドヴァルのビールをすべて味わえる直営レストランがあり、ブドヴァルの全種類のビールが生ビールで提供されています。

 

 


▲可愛いデザインのコースターは思わず持ち帰りたくなってしまいます

 

工場見学では1杯しか試飲できないので、「飲み足りない!」という方はぜひレストランにも立ち寄って、ビールに合うチェコ料理とともに本場のビールを思う存分味わってみましょう。

 

 

このようにボヘミア地方はユネスコ世界遺産をはじめ、歴史を感じる荘厳な街、城郭が多数。いずれもプラハから手軽にアクセスできるので、ぜひプラハを拠点にボヘミア観光を満喫してみてくださいね。<text&photo:beauty news tokyo編集部>


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