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トラブルの対処法でお国柄が出ます

【思考をキレイにする旅の仕方(167)】トラブルの対処法でお国柄が出ます

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九州の有名な寺がある無人駅でのこと。

 

人身事故による電車普通のアナウンスが流れました。

 

ホームにはロシア人グループとタイ人グループもいます。

 

化粧が濃い日本人のおばさまが日本語が堪能なロシア人男性の1人に状況を説明していました。

 

おばさまのおぼろげな記憶によると数km先にバス乗り場があるらしい。

 

 

彼はロシア語で仲間たちを呼び、外に向かいました。

 

“歩くこと”を選択したようです。

 

 

日本語がわかるタイ人の1人も、その話を聞いていましたが動こうとしません。

 

“待つ”ことを選択したようです。

 

 

トラブルの対処法でお国柄が出ることがあるんですよね。

 

「沈没しそうな船から乗客を飛び込ませるために船長が叫ぶ」

 

そんなお国柄が出るジョークを思い出します。

 

 

私は一旦、無人の改札を出て、近くの商店で事情を説明してバス乗り場を聞きました。

 

「昔はあったかもしれないけれど今はないよ。タクシーで篠栗駅まで行った方がいいわ」

 

タクシーの電話番号を教えてもらい、駅に戻り、ホームの様子をのぞきに行きました。

 

化粧が濃いおばさまは、トランクを抱えたおばさまと、タイ人たちはグループでおしゃべりに夢中。

 

とことん待つつもりらしい。

 

 

タクシーを呼ぼうかと思っていた私も、結局彼らと一緒にとことん待つことにしました。

 

 

結局、定刻より1時間遅れで到着。ダウンロードしてあった海外ドラマを1本観ることができました。

 

あのロシア人たちは大丈夫だったかなぁ。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/


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