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五感を刺激するホテル。【メズム東京】のラグジュアリー体験を味わい尽くすには?

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メズマライズ=「魔法をかけて魅了する」という言葉から名付けられたメズム東京。開業準備から携わってきた総支配人の生沼久氏こそ、その魔法をかけた張本人と言える存在です。

 

▲総支配人の生沼久氏

 

物心ついたころにはバイオリンを始め、ピアノは7歳から。将来の夢は音楽家だったという生沼氏。高校時代にはイギリスのミュージシャン、デビッド・ボウイに心酔し、大学では髪を金髪に染めバンド活動に夢中になったとのこと。そして服も遊びもカルチャーも、流行は全部を追いかけた青年だったとか。今でも前髪を上げてサイドを流す髪型“ポンパドール”にこだわります。「そんな体験の多くがこのホテルになっているんです」。

 

▲生沼氏がこだわるファッションや髪型は、スタッフの容姿にも現れます

 

ホテルのスタッフは、メズムという世界観を体現する表現者として“タレント”と呼ばれます。舞台挨拶をする俳優たちのように、胸に手をあてて挨拶をする凛々しい姿が印象的。タレントのユニフォームは、ヨウジヤマモトのユニセックスなブランド「Y’s BANG ON!」をベースにした特注で、男女とも同じデザインを着こなします。

 

さらにプロのメイクアップアーティストにより、東京のモードスタイルを体現するY’s BANG ON!のユニフォームに似合い、かつタレント1人ずつの顔かたちに合わせたメイクと髪型が決められています。タレントによってはメッシュを入れたり金髪にするなど、通常のホテルではありえない個性を表現しています。

 

|最高の音響システムとゲストの心を掴む音楽

 

音楽家を目指し、バンドに明け暮れた生沼氏。ホテルのコンセプトを作るにあたり、まず初めに考えたのが音楽。開業の1年以上前、最初に購入した備品がビンテージ・ピアノというのも生沼氏らしさです。さらに館内の音響機器や選曲にもこだわります。

 

▲どこにいてもいい音で、いい音楽を聴けるサウンドシステム

 

ヤマハの高音質な音響機器を導入し、音響設計は専門家に依頼。隣接するロビーとレストランの音楽が交わらないよう設定するほか、ロビーと同じ空間にあるフロントは、ゲストとのやりとりに支障が出ないよう、音楽が流れ込まない音響設定をしています。

 

▲ロビーの天井の黒い梁には、目立たない棒状のラインアレイスピーカーをマウント。ロビー全域に明瞭なサウンドを均一に放射します

 

ゲストの会話の邪魔をせず、最高のシステムで質の高い音を聴けるラウンジやレストラン。選曲はジャズやポップなどジャンルにとらわれず、昼間は軽快な曲に振り、夜はビートの効いたリズムがキュレーターのセンスで選ばれます。館内で流れる音楽に、ぜひ耳をかたむけてみてください。

 

▲毎晩19時と20時30分の2度、ロビーで開催されるライブパフォーマンス「ショーケース」。生沼氏が一目ぼれしたビンテージ・ピアノが活躍する夜もあります

 

演奏者はプロ・アマ・学生を問わずオーディションで選ばれ、曲のジャンルは自由。そして演奏の条件は「演奏者が一番テンションの上がる曲を、思う存分弾くこと」。バックグラウンドミュージックではなく、人の心に響く演奏が、音楽家を目指していた生沼氏の狙いです。この夜は美しい歌声と情熱的なピアノ、そして窓の夜景を満喫しました。

 

|絵画の世界感をアフタヌーンティーとカクテルに


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