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100年の伝統フレンチをカジュアルに楽しむ。レストラン【東京會舘ドレープ】が日比谷にオープン

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2022年に創業100周年を迎えたレストラン、ウエディングを備える丸の内の東京會舘。1975年にはエリザベス女王夫妻の歓迎午餐会が開かれるなど、フレンチの殿堂として知られます。その東京會舘が2023年3月16日に気軽に楽しめるカジュアルフレンチ【 Dreap(ドレープ)】を東京・日比谷にオープンさせました。

 

|フレンチのニュー&クラシック

 

ドレープはリーズナブルなフレンチを、ドレスコードなどにとらわれず気軽に楽しめるレストラン。気になるメニューは、東京會舘伝統のクラシックな料理を継承し、近ごろ主流の素材の味を活かした軽やかな味つけとはことなり、濃厚でコクのあるソースを使いつつ、新しいスタイルに仕上げます。

 

▲場所は「東宝日比谷プロムナードビル」2F(東京メトロ日比谷駅直結)

 

季節のスープはこの日、北海道産の新玉ねぎとトマトを使ったポタージュスープ。東京會舘の歴史を受け継ぐチキンブイヨンを使い、野菜の甘味やトマトの優しい酸味を感じる一品です。

 

▲「季節のスープ」

 

多彩な味を楽しめるランチプレートはおすすめのひと皿。ウフマヨやパテ・ド・カンパーニュ、キッシュやミートソースのドフィノワグラタンに加え、山盛りのサラダがつく、ランチタイムの限定メニューです。

 

▲「プレートランチ」は季節のスープとパンがついて¥1,980。そこにデザート3点盛りプレートとコーヒーが加わるランチプランは¥3,800

 

フランスのビストロなどでおなじみ「ウフマヨ」を、東京會舘風にアレンジ。生クリームを使ったレストラン特製マヨネーズで半熟卵をコーティング。エキゾチックな模様がマンゴーピューレで描かれます。半熟卵本来のまろやかな美味しさを引き立てる、マヨネーズの味つけが絶妙かつ美味でした。

 

▲一度食べるとまた来たくなるウフマヨ

 

フレンチを代表するクラシックメニュー「パテ・ド・カンパーニュ(田舎風パテ)」は、豚のひき肉や鶏レバー、ピスタチオを使ったオードブル。添えられたマーマレードとともにいただくと、スッキリとした甘酸っぱさが、パテの味に新しい風味を加えます。キャロットラペともよく合いました。

 

▲マーマレードとともにいただく「パテ・ド・カンパーニュ」

 

「ドフィノワグラタン」はフランス南東部ドーフィネ地方発祥のジャガイモのグラタン。ランチプレート用に、ふた口ほどのサイズで登場します。食べ応えのあるジャガイモに、ニンニクを加えた牛ひき肉のミートソースがからみます。

 

▲牛ひき肉やニンニクが美味しさを深める「ミートソースのドフィノワグラタン」

 

パンは丸の内にある東京會舘本舘で焼き上げて運ばれます。この日はバゲットとコーンブレットを提供。わずかにしっとりとしたコーンブレットは、ほんのり甘味があってパンとケーキのいいとこどりの味わいが絶品。パン好きの方にはことにおすすめ。バゲットは本舘売店にて販売もしています。

 

▲パン2種はオリジナルバゲットとコーンブレット

 

「デザート3点盛り」は季節のデザートメニューの中から、3種のデザートをハーフサイズで用意。東京會舘の名物として有名な「和栗のマロンシャンテリー」もいただけるのはうれしいですね

 

▲デザート3点盛り

 

カカオ分64%のエキストラビターショコラを使った柔らかなテリーヌ。中にはカシスのマーマレードを忍ばせ、ほのかにビターなショコラの味を甘酸っぱさが引き立てます。添えられたコーヒー味のクランブルやバニラアイスクリームと共にいただくのがおすすめです。

 

▲ショコラテリーヌ

 

70年を超える歴史を持つ「マロンシャンテリー」は、初代製菓長が考案した東京會舘きってのシグネチャースイーツ。繊細にデコレーションされた軽い口当たりの生クリームの中に、そぼろ状になった和栗がたっぷり。デザート3点盛りではハーフサイズで登場しますが、通常サイズも用意しています。

 

▲クレームシャンティーの美しさ「和栗のマロンシャンテリー」

 

|夜ならアラカルトメニューこそ味わいたい


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