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北陸の“特別”を体験。星野リゾートの温泉旅館【界 加賀】で加賀の伝統を楽しむ旅

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星野リゾート最大の楽しみと言えば、数々用意されたアクティビティ。「界」ブランドの旅館では、地域文化に触れられる夜のイベント「ご当地楽」をはじめ、伝統工芸品を手作りするオプションプランを用意。ここならではの体験が楽しめます。

 

▲毎晩開催される「ご当地楽」は、宿のスタッフが加賀獅子舞を披露。迫力満点の出し物です

 

武家文化を受け継ぐ獅子舞は、祭りなどで年に2度ほど演じられますが、「界 加賀」では毎晩披露されるたいへん貴重な機会。音楽、振付、衣装などは「界 加賀」が独自にアレンジした絶対に見逃せないアクティビティです。

 

▲一本の桐の木から彫られた獅子の頭は、両目が左右に広がる恐ろし気な「八方睨(はっぽうにらみ)」と呼ばれる風貌

 

1583年に前田利家が金沢城入城をした際、領民が獅子舞で祝ったと伝わります。獅子は災難を打ち払うとされ、県内では獅子頭の飾りを見かけることが多々あります。獅子に噛みつかれると「噛みつく=神がつく」といわれ、無病息災の縁起担ぎとして喜ばれています。

 

その他にも欠けた茶碗などを金を使って補修する金継ぎの技術を使い、九谷焼のピアス(写真)などを作る「金継ぎ体験(有料)」や、金沢を中心に今も親しまれる茶の湯体験、温泉講座や朝の体操、伝統工芸品の製作工房見学(有料)などのアクティビティを用意します。

 

▲有料無料のオプションプランとして、様々なアクティビティが用意されます

 

旅がより豊かに感じられるようになる、とても充実した体験ができるでしょう。

 

 

 

|客室で加賀の伝統に触れる

 

2015年12月にオープンした客室棟は8階建て48室。そのうち18室のテラスには、温泉を引いた露天風呂を備えます。「界」ブランドの旅館では、一部の客室に地域の伝統文化に触れられる特別室「ご当地部屋」を用意しますが、「界 加賀」では48室全てが「加賀伝統工芸の間」として、多彩な工芸品が置かれています。

 

▲客室の表札も九谷焼。10種類の絵柄を楽しめます

 

▲18室ある「露天風呂付き和室」

 

▲チェックインは客室でおこないます

 

ゆったりとしたソファが置かれた客室。ウェルカムドリンクは、お茶の茎を焙煎した石川独特のほうじ茶「加賀棒茶」です。豊かな香りを楽しみましょう。

 

▲小上がりにはローベッドを設置。伝統模様の七宝柄が描かれた、加賀友禅のベッドライナーが掛かります

 

▲「露天風呂付き和室」の水まわり

 

露天風呂はシャワーブースの奥にあります。露天風呂のない客室にもシャワーブースが用意され、お風呂は大浴場で楽しみます。

 

▲アメニティが入った風呂敷は「界」ごとに色が変わりますが、ここは加賀らしい藍色です

 

「界オリジナル風呂敷」を持って共同浴場の「古総湯」に行くと、入浴料が無料になります。風呂敷にタオルを入れて湯めぐり出かけましょう。

 

▲ひとりサイズの客室露天風呂では、いつでも適温の温泉に入れます

 

▲床の間の壁に掛かる山中塗のアート

 

450年の歴史を持つ山中漆器は、高い完成度を誇る木の器に漆を塗った職人技。世界でも高い評価を得ています。

 

▲リビングとベッドルームを仕切る障子には、廣瀬由利子氏の加賀水引が飾られます

 

加賀水引を張った水引障子は客室ごとに色が異なり、紅殻や古代紫など4色が使われます(上写真はわずかに赤味が加わる古代紫)。

 

▲4色用意された九谷焼の茶器は春夏秋冬を表現

 

▲客室のコーヒーカップも宿オリジナルの九谷焼

 

 

 

|大浴場で加賀の伝統と向き合う


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