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生理中はなぜ眠くなるの? 医師が解説【仕事がはかどる生理中の眠気対策】

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生理中、夜の眠りの質をよくすることができれば、日中の眠気を軽減させられると考えられます。そこで、生理中の眠気に悩む方におすすめなのが漢方です。

 

漢方の中には「血行をよくする」「自律神経バランスを整える」など全身を整えることで自然な眠りへと導くものもあり、自然由来の治療薬として使われています。西洋薬と違い依存性がないのも特徴。中でも生理中の眠気におすすめの漢方薬が下記2種です。

 

・加味逍遙散(かみしょうようさん)…冷えのぼせがあり、月経痛や月経に伴うイライラ、動悸、不眠などがある方におすすめの漢方薬です。血行を改善して自律神経を整えます。

 

・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)…虚弱な体質で神経がたかぶりやすい方におすすめの漢方薬です。からだの熱をさまして気の上昇を抑えることで、興奮を鎮めて眠りの質を高めます。

 

漢方薬を選ぶときに大事なのは、自分の体質や状態に合っていること。合わない漢方薬では、効果が得られないだけでなく、副作用が起きることもあります。なお、どの漢方薬を選べばいいのか分からない方は、「あんしん漢方」のようなオンラインサービスがおすすめ。AIを活用し、自分に合う漢方を選ぶことができます。

 

 

生理中の眠気は多くの女性が悩んでいることの1つ。眠くなってしまったらカフェインを摂る、仮眠をとる、からだを動かすなどできることをしたり、太陽光を浴びる、漢方の力を借りるなどして夜の睡眠を質の良いものにしたりして、悩みの種を減らしてみてくださいね。<text:医師 木村 眞樹子>


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