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幼児から考えさせられることもあります

【思考をキレイにする旅の仕方(169)】幼児から考えさせられることもあります

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機内は満席。私の隣の席は親子でした。

 

母親と1歳くらいの子供。

 

離陸前から彼女の膝の上で元気に動き回ります。

 

座席ポケットの機内誌や安全のしおりを次々に引っ張り出して振り回し、

 

飲み物の入っていた容器を投げる……

 

その度に、お母さんは周囲に謝ります。

 

かわいそうになってしまうほど。

 

そんなに謝らなくてもいいよと思うけれど、

 

謝らないで好き放題にさせていると「少しはしつけなさい」と思ってしまうから厄介です。

 

 

世の中の子供好きと比べたら、そこまで好きではありませんが、人間として興味はあります。

 

これくらい自由で居続けることができれば、

 

様々な能力が育まれる可能性があるかもしれない。

 

育つにつれ、社会との共存を学び始め、様々な蓋をし始めます。

 

生きていく上の知恵を身につけるための蓋なので、閉じた方が生きやすくはなるのかもしれません。

 

しかし、未知の能力まで閉じてしまうことがあるように感じることはあります。

 

世の中は文明が発達し、様々な蓋が開いてきた一方で、

 

人間の寛容性が狭まり、様々な蓋を閉じてしまったように感じることもあります。

 

子どもを拝見しながら考えておりました。

 

 

飛行機の離陸準備が整ったようで、

 

ゴーッと音をたてて加速し始めます。

 

身体にGがかかります。

 

彼にも感じるようで、何が起こったんだといった感じで硬直していました。

 

 

私の視線に気づいたのか、こちらを見ます。

 

「何これ?」って感じで。

 

世の中は、面白い物であふれているんだよ。

 

心の中でつぶやきました。

 

伝わったのでしょうか。

 

にこっと笑いました。

 

やっぱりかわいいですね。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/


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