lifestyleライフスタイル

手話を学び始めた理由

【思考をキレイにする旅の仕方(360)】手話を学び始めた理由

Twitter
LINEで送る

手話が言語として認められた歴史は意外に浅い。

 

2006年国連にて手話が言語として定義され、

 

日本では2011年障害者基本法改正で、ようやく手話が言語として明記されました。

 

それまでは、ろう学校で手話が使用禁止された時代もあったのです……

 

と習い始めるまで、そのことも知りませんでした。

 

 

そんな無知な私が、どうして習い始めたのか。

 

海外旅が多かったにも関わらず、日本語以外の言語が、ほとんどできません。

 

ボディランゲージで強引に乗り切ってきた僕は、「この調子で手話はイケるんじゃないかなぁ」と思ったのです。

 

甘かったことは言うまでもありません。

 

 

難しい。

 

テレビやイベントなどで手話通訳士に目が行くようになったけれど、ほとんどわかりません。

 

まだ初心者レベルなので仕方がないのでしょうが。

 

 

自分が手話で表現する場合も、単語がわからない、指文字も出てこないと、ついつい顔で表現しようとしてしまいます。

 

同期の受講生たちに「顔芸」とからかわれるほど。

 

 

ただ、楽しいんですよね。

 

ボディランゲージが、そのまま手話表現に結び付いていることもあり、

 

それぞれの手話言語の語源に「へぇ~」と思うことも多い。

 

 

ちょうど、「silent(サイレント)」、「星降る夜に」と2クール続けて聴覚障害(中途失聴者とろう者)を持つ主人公のドラマなので、いつも以上に見入っていました。

 

ドラマの影響は大きく、私の住む岐阜県の協会にも「習いたい人」の問い合わせが急増したのだとか。

 

今後、ろう者など障害者が登場するドラマが普通になるといいですよね。

 

そして、旅先でろう者と会話ができるといいなぁ。たとえ片言でも。<text:イシコ


border