lifestyleライフスタイル

【思考をキレイにする旅の仕方(335)】旅は何度も思い出すことができる財産です

Twitter
LINEで送る

介護中の母に見たい映画を尋ねたところ、

 

15年ほど前に創られた映画「かもめ食堂」を選びました。

 

舞台はフィンランドのヘルシンキ。

 

小林聡美さん演じる日本人女性が出店した日本食の食堂で巻き起こる人間模様を描いた作品です。

 

 

洗濯物を畳むなど雑事をこなしながら、横目で眺めていただけですが、

 

モデルになった店に行って、トナカイのカツレツを食べた記憶、

 

映画の中で何度か登場するマルシェが滞在時の散歩道、

 

あまりに寒くて飛び込んだテントカフェなど様々な体験が蘇ってきました。

 

 

トラムで見知らぬ終点まで行こうとして飛び乗ったのはいいけれど、

 

街から離れていくにつれて不安になり、

 

窓からレストランを見かけると飛び降りて、立ち寄った日もあったなぁ。

 

 

ランチ時を過ぎていたのか客は私ひとり。

 

パスタって、ここまで伸びるんだなぁと思いながら、

 

皿から盛り上がった溶岩のようなミートスパゲッティを食べたことも思い出しました。

 

 

旅番組はもちろんのこと、映画やドラマ、音楽、絵画などから旅の体験を想い出すことがあります。

 

普段、忘れていても、旅の記憶は確実に刻まれていて、

 

その後の人生で何度も思い出すことができる財産なんですよね。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/


border