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時には「当たり前」を疑った方がいい

【思考をキレイにする旅の仕方(189)】時には「当たり前」を疑った方がいい 

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「当たり前って何ですか?」

 

ファッション誌の編集長をしていた頃、

 

「そんなの当たり前!」と声を荒げると若い編集者から、そう返されました。

 

今さら解説するまでもありませんが、

 

「当たり前」とは、いつ、どこにでもありふれたものであることの意味です。

 

 

知らないうちに私は「普通」、「当たり前」という言葉を連発していたのでしょう。

 

これらを守っていれば、とりあえず無難に、やり過ごすことはできます。

 

しかし、そこにしばられすぎ、他と異なる性質を受け入れにくくなっていき、

 

多様性を受け入れにくくなっていました。

 

 

その出来事をきっかけに、海外の旅は、ひとりで出かけることが多くなったのです。

 

お膳立てされた取材旅行ではなく、一人で自由に周る旅へ。

 

宗教上、手で食べる人たち、列に並ぶ概念がない人たち、水を汲んで生活する人たち……

 

旅を続けていくうちに、自分の中の「当たり前」の概念は壊され始めました。

 

それが今の私の思考や生き方に影響を及ぼし、

 

知らず知らずのうちに多様性を身に着けていったのだと思います。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/


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