special reportスペシャルレポート

最後の晩餐まで1日で満喫するイタリア・ミラノ

名画の鑑賞から本格ナポリピッツァまで。1日で満喫【イタリア・ミラノ】の歩き方

Twitter
LINEで送る

ファッショントレンドの発信地の1つ【イタリア・ミラノ】。数々の有名ブランドのブティックをはじめ、街を散策しながらショーウィンドウを見て歩くだけでも飽きることはありません。でも「効率良く観光したい」という方も少なくないはず。そこで今回は1日でミラノの観光スポットを満喫するツアーモデルを紹介します。

 

 

 

|旅行前に予約必須。ミラノでしか見ることができない「最後の晩餐」

 

まず最初に訪れたいのが「サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会」。

 

 

ここにはミラノでしか見ることができない絵画、レオナルド・ダ・ヴィンチの描いた「最後の晩餐」があります。なぜ、ミラノでしか見られないのかと言うと、「最後の晩餐」はサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会の壁に描かれているからです。ただし、鑑賞は“完全予約制”。イタリア語の公式サイト(https://cenacolovinciano.vivaticket.it/)もしくは電話でのチケット予約が必要となりますが、公式サイト以外にもチケット予約を代行してくれるサービスや日本語ガイド付きの鑑賞ツアー(チケット付)などもあるので、ミラノへの旅行が決まったら“すぐに予約”しておきましょう。

 

「サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会」のチケットオフィスがこちら。

 

 

予約番号を伝えてチケットと交換します。予約時間の20分前までに交換を済ませておくようにしてください(20分前に交換が済んでないと自動的にキャンセルされてしまうケースもあります)。

 

▲チケットを受け取り、いよいよ「最後の晩餐」の鑑賞に

 

▲建物入口ではセキュリティチェックがあります

 

「最後の晩餐」が飾られている部屋には同じ時間帯に予約した約20人のグループで自動ドアから一斉に入ります。15分毎の入替制となっていて、グループの鑑賞時間が終わるまで部屋から出ることができません。

 

▲いよいよ「最後の晩餐」と対面。この絵画はイエス・キリストが「12弟子の中の1人が私を裏切る」と予言した場面(ヨハネによる福音書13章21節)を描いたものです。裏切り者のユダが誰か分かりますか?

 

絵画の状態をキープするために厳重に管理されているとはいえ絵画自体に損傷はありますが、柔らかい色合いと躍動感のある人物表現が素晴らしく、室内の雰囲気やライティングの効果もあって神々しく感じます。

 

また、鑑賞する部屋を出るとミュージアムショップがありますので、解説ブック(日本語版もアリ)や、お土産にもピッタリな「最後の晩餐」のポストカード(€1)を購入してみてください。なお、ミュージアムショップの隣にはキレイで快適なトイレもありますので、ぜひ利用しておきましょう。

 

 

 

|ミラノの街歩きに欠かせない“ジェラート”も要チェック

 

サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会を後にし、続いては「ドゥオーモ大聖堂」へ。地下鉄を使うと早いですが、徒歩でも20分程度なので散策しながら向かいます。しばらく歩くと「Gelato Fatto Con Amore」という可愛いジェラート屋さんを発見。

 

 

こちらのメニューはイタリア語のみですが、種類豊富でどれも美味しそうです。

 

 

今回はピスタチオとチョコレートをセレクト(コーンかカップか好きな方を選べます)。

 

 

濃厚で美味しいジェラートでひと息入れるのもミラノ散策では外せないと改めて実感できます。

 

また、道中にはミラノのルネッサンス期最大の建築「スフォルツァ城」もあります。敷地内には美術館や博物館があるので、時間に余裕のある方は立ち寄ってみてください。

 

 

また、「スフォルツァ城」から「ドゥオーモ大聖堂」に向かう道中の「ダンテ通り」でショッピングや食事を愉しむのもオススメ。

 

▲お洒落なショップやカフェが建ち並んでいます

 

▲日本でも愛用者が多い「MORESKINE(モレスキン)」

 

▲「M•A•C」のショーウィンドウではボディペインティングのライブパフォーマンス中

 

▲お土産にオススメ!ミラノ発のプチプラコスメ「KIKO MILANO」

 

▲イタリア初上陸のスタバ「Starbucks Reserve Roastery Milano」

 

そしていよいよ「ドゥオーモ大聖堂」に到着です。

 

 

 

|ミラノの象徴「ドゥオーモ大聖堂」

 

ミラノの街の中心に位置し、“ミラノの象徴”とも言われる「ドゥオーモ大聖堂」は完成までに約500年を要したと言われ、バチカンのサンピエトロ大聖堂に次ぐ世界最大規模のゴシック建築。正式名称は「サンタ・マリア・ナシェンテ教会」です。

 

 

「ドゥオーモ大聖堂」前の広場や隣接する「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」は観光客だけでなくモードでオシャレなミラネーゼで賑わっています。

 

 

特にルイ・ヴィトンやプラダ本店などのハイブランドが軒を並べる「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」は華やか。

 

 

その空間に身を置くだけでも、ウィンドウを眺めているだけでも気分が上がること間違いなしです。

 

 

 

|ディナーは“ミラノNo.1本格ナポリピッツァ”を

 

そしてディナーで訪れたいのが「ドゥオーモ大聖堂」より徒歩約10分。“ミラノで一番有名なナポリピッツァのお店”と言われる人気店「Pizzeria Sibilla(ピッツェリア シビッラ)」です。

 

 

 

クラシックなナポリピッツァは厚めの生地でトッピングも豊富。なかなかのボリューム感です。

 

▲1枚あたり¥1,000程度と価格もお手頃

 

▲店内の釜で1枚1枚丁寧に焼いています

 

▲サラダや生ハム、クロケットなどサイドメニューもボリューム満点

 

▲ピッツァなら、食べきれなかったときもテイクアウトの対応をしてくれます

 

ちなみにオーナーさんは日本好きらしく、会計後は“招き猫”でお見送りしてくれました。

 

 

大満足のディナーの後は再び「ドゥオーモ大聖堂」へ。夜になるとライトアップされて、昼間とは違う美しい光景を眺めることができますので、余裕があれば足を運んでみましょう。

 

 

なお、ミラノはイタリアの他の都市と比べると比較的安全と言われていますが、今回紹介したような人気観光スポットや駅、地下鉄やトラムなどの乗り物内はやはり配慮が必要です。特にスリやミサンガ売り、夜の街歩きには十分に注意してくださいね。<text:yoko photo:beauty news tokyo編集部>


border