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「本心はどうでもいい」という言葉で深読みをやめたワケ【毎日が変わる片づけのワザ(69)】

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その昔、わたしは「深読みくよくよマン」でした。「誰かに嫌われる」のがこわくて、接するすべての人の気持ちを推し量って先回りし、少しでも不快な思いをさせないように努力し、そして自分の言動をあとで振り返っては、しょっちゅう「くよくよ」していました。

 

努力はしていましたが、結果的にそれが成功したとは思っていません。なぜなら、「深読みした結果が正解だったかどうか」を本人に確かめたことはなかったからです。そして、深読みの結果「こうしたほうがいい」と思ったことを優先するあまり、相手が本当に思っていたことや、求めていたことを理解しようとしていなかった…と、後悔しています。

 

そして、今は「人の気持ちを深読みする」のをやめています。そうしたきっかけは、2つあります。

 

 

きっかけ1:「本心はどうでもいい」という言葉

 

「この方針に納得がいかなかったり、従えないと感じたりしている人もいると思う。本心はどうでもいいから、表面上は方針通りにふるまってください」

 

これは、会社の体制が変わり、社員に求められるものや方針が大きく変わったタイミングで、当時の副社長から言われた言葉です。

 

本心はどうでもいい。

 

これが、とても素直にストンとお腹に落ちたのです。「本心ではどう思っていてもいいから、こうふるまってほしい。表面に見えているものを評価する」とハッキリ言われて、「確かにそうだ。そうしよう」と思えました。この言葉は、わたしの気持ちを大きく変えてくれました。

 

 

きっかけ2:娘との答え合わせが全問不正解だった

 

「深読みした結果が正解だったかどうかを本人に確かめたことはなかった」と書きましたが、その答え合わせができた相手、それが娘です。

 

娘に対してもわたしは深読みをして「こうだよね」と思って行動したり、話したりしていたのですが、ある時きっぱりと「(わたしは娘のことを)まったく読めてない、全部外れてる!」とぶった切られました。本人から否定されたら、もう信じるしかありません。

 

それ以来、「こう推測したんだけど、あってる?」と確認できる相手のことだけは深読みしてもOK、そのかわり必ず答え合わせ(本人に聞いてみる)をしてくよくよしないことにしました。深読みくよくよマン、引退です。

 

 

この2つの経験から、

 

人の本心なんてわかるわけがないんだから、深読みはやめよう

 

と、思いました。相手が自分に(本心の中から)見せてくれている部分だけを信じるしかない。たとえ相手がわたしのことを嫌いだったとしても、感じよく接してくれているのであれば、もうそれだけでありがたいです。「この人、本当はわたしのことを嫌いかもしれない…」などと、当たっているかわからないことでくよくよしても、どれだけ真剣に深読みしても、わたしはその人ではないので、それが合っているかもわからないまま…。

 

それなら、今見えているものだけを見よう。(相手の)本心はどうでもいい。と、思った方が心がラクです。

 

今は、相手がわたしをどう思っているかはいったん置いておいて、自分がその人に対して「どう思っているのか、どうしたいのか、どうしてほしいのか」という本音は見逃さない、ごまかさないようにしています。そして、「(相手に)本心ではどう思われていてもいいや。わたしは仲良くしたい!」というシンプルな思いで行動した方が、もっといい関係が築ける。今はそう思っています。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke


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