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縁結びもピンクカレーも見逃せない。定番“砂丘”の他にも見どころたっぷり【鳥取】の旅

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鳥取県で最も有名な観光スポットといえば、やはり日本最大級の“砂丘”。鳥取への旅行では大半の方がまず目的地として訪問する場所ですが、今回はそんな鳥取砂丘の魅力を中心に、歴史あるパワースポット白兎神社や衝撃のカレーを愉しめる大榎庵など【鳥取】のオススメ観光スポットを紹介します。

 

 

 

|鳥取観光では外せない!まずは「鳥取砂丘」へ

 

鳥取旅行をする際に真っ先に目的地候補に挙がる「鳥取砂丘」。観光客が自由に入ることができる砂丘としては国内最大の規模を誇ります。

 

 

 

海外の砂漠と比べるとそれほどの広さではないながら、一度行ってみるとその広さはかなりのものだということが実感できるはず。南北は2.4km、東西は16kmもの範囲に広がっているので、あまり調子にのって奥へ奥へと行ってしまうと帰り道が大変になってしまうほどです。

 

 

とはいえ、砂丘を訪れた際はぜひ海岸線まで歩くことをオススメします。砂丘というと水のない世界と思いがちですが、鳥取砂丘は日本海に面しているため、砂丘の最高地点である「馬の背」を越えた向こう側には広い海岸線が広がっているのです。

 

 

さらに鳥取は豪雪地帯に指定されている程の地域であり、冬には時に雪が砂丘を真っ白に染め上げるといった現象も起きます。一面白く染まる美しい景色を見られるかどうかは天気次第ですが、冬期ならではの鳥取砂丘の姿を狙ってぜひ一度訪問してみてください。

 

 

 

|恋人の聖地にも認定された「白兎神社」

 

鳥取市の西側に位置する「白兎(はくと)神社」は白うさぎを主祭神とする神社。

 

 

うさぎに縁がある神社というのは全国的に存在しますが、白兎神社は神話「因幡の白うさぎ」の舞台でもあり、古事記や日本書紀にも記されている歴史ある神社なのです。

 

 

神話に出てくる大国主命と八上姫の縁を結んだとされているのが“白うさぎ”。そのことから白兎神社は日本で初めてのラブストーリー発祥の地として「恋人の聖地」にも認定されている場所でもあります。

 

 

境内には白うさぎが傷を癒すために入ったとされている御手洗(みたらし)池があり、現在もこちらの池はどんな季節でも水位が変わらない不思議な池として知られる存在。また、神話にちなみ白兎神社は縁結びや子宝といったものに加え、火傷や皮膚病に効くといったご利益があるとされています。

 

 

鳥居の近くには八上姫と大国主命、そして白うさぎの像があるのですが、それが砂像というのが鳥取ならでは。そんな点にもぜひ注目してみてくださいね。

 

 

 

|まさかのビビッドピンク!「大榎庵」のカレーライス

 

最後に紹介するのは珍しいご当地グルメを堪能できるお店「大榎庵」です。その衝撃のビジュアルは一度見たら忘れられないインパクト。

 

 

それが「ピンクカレー」です。写真を加工したわけではありませんし、単にインパクトを強烈にするために着色料を使っているというわけでもありません。となると、この色が何からできているかわかるでしょうか? その答えは鳥取県産の“赤ビーツ”です。日本ではそれほど食卓に並ぶ野菜ではありませんが、国によってはボルシチ等で日常的に使われる食材でもあります。

 

 

見た目が衝撃ではあるものの、ビーツは体にもとっても良いスーパーフードとして近年注目され始めている食材の1つ。見た目に愉しく体にも優しい一品をぜひ大榎庵で堪能してみてください。

 

 

 

|砂丘だけじゃもったいない、鳥取ならではの魅力を探す旅へ

 

あまりに有名すぎて鳥取の代名詞のようになっている鳥取砂丘。確かに鳥取の観光において砂丘の訪問は削れないものですが、他のスポットも見所のあるものとなっているので、訪問の際にはぜひ鳥取ならではの魅力を見つけてみてくださいね。<text&photo:岡本大樹>


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