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ただ美味しいだけじゃない!星野リゾートの温泉旅館【界 箱根】のお食事は箱根の体験満載です

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天下の剣とうたわれる東海道一の難所、箱根。その旧街道沿いにある星野リゾートの温泉旅館【界 箱根】では、いにしえの旅人たちにならい、美味しさと健康が両立するここならではの料理を用意しています。箱根という土地柄を、ぜひ五感で味わってみてください。

 

 

 

|夕食で味わう「箱根の味」

 

旅先で、その土地のものを食べる。それこそ食事という名のアクティビティ。テーブルに運ばれる料理ひとつひとつに、それぞれ箱根の物語がある。【界 箱根】で、そんな食事を楽しんでみてください。

 

▲歴史や文化、風土など、宿が立つ土地の世「界」観を大切にする星野リゾートの温泉旅館「界」

 

最初の一品として、その土地の食文化をあらわすのが「界 箱根」の先付け。明治時代から外国人の避暑地として発展した箱根では、西洋料理が盛んでした。パリの夕暮れを意味する「パリソワール」は、ヴィシソワーズにコンソメのジュレで層を作り夕日に見立てますが、ここでは和風出汁のジュレ仕立てでいただきます。

 

▲先付けは「燻製サーモンの和風パリソワール」。シソの花を散らせた和仏コラボのスープです

 

「宝楽盛り」は八寸、お造り、酢の物からなります。とりわけ目を惹くのは、お造りの入った寄木の箱。蓋を開ける前に、精緻な職人技を楽しんでおきましょう。

 

▲「宝楽盛り」では八寸とお造り、酢の物が並びます

 

▲お造りのつけダレは界特製のちょっと甘味のある醤油と、酸味の効いた梅ダレの2種。ことに梅ダレは鯛との相性が抜群です

 

八寸は海老とブロッコリーの松風や、レンコンと枝豆、トウモロコシのずんだ和えなど。オクラの酒盗和えはマイルドな味付けで、酒盗の苦手な人でも食べやすい一皿。山芋で作る「養老豆腐」には雲丹がトッピングされています。特に山芋は栄養価が高く、旅先の体調管理にピッタリです。

 

▲八寸は味の多彩さを楽しめます

 

日本酒のラインアップも種類豊富で、リストは蔵元の所在地も書かれます。今回は海老名にある泉橋酒造の純米吟醸酒「吟の泉」をいただきました。とても飲みやすいお酒です。

 

▲酒器はテーブルを担当したスタッフのチョイス。富山県の錫メーカー「能作」の器は、富士山をかたどったお猪口です

 

煮物椀は「鱧真薯」。ふわふわの魚のすり身に焼いた鱧がのった一品。上品な出汁の味が驚くほど美味しかったです。

 

▲煮物椀の「鱧真薯」。「界 箱根」のだし汁は、しっかりと味わっていただきたい上質なお味です

 

▲冷製の椀物は、河豚皮の煮凝り抹茶餡

 

「界 箱根」の名物といえば、特別料理「明治の牛鍋」。分厚い角切りの牛肉を、合わせ味噌で煮込みます。文明開化とともに日本で増えた牛肉料理。当時は肉のくさみがあったため、味噌鍋にしたのだとか。明治時代中ごろから、外国人に人気の箱根でも食べられました。100年前の箱根の味を楽しめます。

 

▲「界 箱根」で是非味わっておきたい「明治の牛鍋」

 

▲「明治の牛鍋」は、担当スタッフが焼いてくれます

 

▲御飯は平塚在住の作家の手による土鍋で炊かれます。その土鍋にも寄木柄が描かれていて、寄木細工の台に置かれます

 

箱根の宿場町や茶屋では栄養豊富な甘酒を旅人にふるまう歴史があるため、夕食のデザートにも登場。甘酒のパンナコッタには、これも栄養価の高い生姜のゼリーと蜜漬けをトッピング。身体に優しいデザートです。

 

▲江戸時代の旅人にならって、デザートは「甘酒と生姜のパンナコッタ」

 

 

 

|朝食でも味わえる江戸時代の旅人気分


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