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【本日開幕】誰もが主人公に。蜷川実花さんが語る「六本木アートナイト 2017」の魅力

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「六本木アートナイト 2017」メインプログラムアーティスト・蜷川実花さんインタビュー

 

 

■「六本木アートナイト 2017」で展開する作品『Tokyo Followers』はどのような作品ですか?

 

中に入って撮影をしてもらえるという映画のセットのような作品になっています。普段撮影で使っている小道具とか、作品によく出てくるモチーフなどを使っていて、私の作品の中に入れるというコンセプトのもとにつくりました。今回はお祭りがテーマだったので、それに沿うようにウキウキワクワクできるようなセットにしてみました。

 

 

 

 

作品の中へ気軽にみなさんに入ってもらって、写真を撮ってどんどんSNSで発表してもらうことで、創り手と受け手が混雑していって、現在のこの面白い世の中とリンクしていくのではないかと思いながらつくりました。材料には私の家にあるものを持ってきたりして、色々苦労があったんだけど、こうやって立体となって表現できてすごく嬉しい気持ちです。ずっとアートナイトに参加したいと思っていたので、今回メインアーティストとして呼んでもらえて、ほんとに嬉しいです!

 

 

 

■作品を創る上での“苦労”はどんなものでしたか?

 

よく考えたら私は写真家で、どうやってこの空間を埋めたら良いのか、色々悩みましたし、そこが一番大変でした。結局、よく考えたらこの作品には写真をほとんど使ってないんですよね。少し使われているだけで全然写真の作品じゃないけど、観に来てくれた人達に写真を撮ってもらってSNSにアップされることで“写真として流通していく”という作品になったかな?と思っています。

 

 

 

■ご自身が考える今回の作品の魅力を教えてください。

 

実は最近、知り合った方から「蜷川さんって写真も撮るんだ?」と言われることが立て続けに3回程ありました。たしかによく考えてみたら、写真以外の事も随分やってきたなと感じましたし、今後は自分の世界観を写真以外で表現していくことも、もしかしたら大事になっていくのではないかと思うようになったきっかけになりました。また、紙の上で想像していたものが立体になると、やっぱり強さを感じるもの。視覚だけではなく実際に触れることができて、中に入れてという“物理的な強さ”というのが魅力だと感じています。

 

 

 

■今後もアート作品を発表していく予定ですか?

 

今後私が作る作品は、インスタレーション型のものが多くなっていくのではないか?と思います。でも、やっぱり今回の『Tokyo Followers』を見ていると映像を撮りたくなりますね。

 

 

 

■最後に「六本木アートナイト 2017」に来場を予定している方へのメッセージをお願いします。

 

美術館内の展示ではないので、気楽に遊びに来る感じで観に来て欲しいです。作品の中に入って、写真を撮ってもらって成立するので、遊びにきていっぱい写真撮ってもらってSNSにアップしてほしいと思います。また、子供たちも遊びに来ると思いますが「アートって楽しいんだな」と思うきっかけになってほしいと思います。美術館だと仕方ないのだけど「触っちゃダメ!」とか気にしながら見ないといけないものですが、今回の作品は「触るのはオッケー!でも、壊したり、持って帰ったりはしないでね‼︎」という作品ですから。

 

 

また、六本木を中心に開催されるたった一晩限りのイベントですが、都市生活の中にアートを持ち込んで多くの方に楽しんでもらうことは、都市生活の中から文化を生み出す実験にもなると思います。3年後のオリンピックに向けて、東京をアートで盛り上げていきたいという想いもあるので、ぜひいっぱい写真を撮ってSNSにUPしていってくださいね!


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