special reportスペシャルレポート

阿波おどり&ラーメン&眉山を愉しむ徳島旅

阿波おどりの熱狂だけじゃない。県のシンボル・眉山&ご当地ラーメンを愉しむ【徳島】の旅

Twitter
LINEで送る

東京・高円寺や埼玉・越谷でも定着し、人気となっている「阿波おどり」。阿波の国(現在の徳島県)で江戸時代に始まったと言われる盆踊りが起源であり、その知名度は全国的にも高いものとなっていますが、実際にはどういったお祭りなのかご存知でしょうか?

 

そこで今回は本場・徳島の「阿波おどり」の魅力に加え、徳島で愉しむべき絶景スポットや珍しいビジュアルで人気高まるご当地グルメを紹介します。

 

 

 

|徳島が最も熱くなる「阿波おどり」の魅力

 

「阿波おどり」は徳島発祥の伝統的なお祭りで、毎年8月に行われる盆踊りのことを指します。徳島県内でも地域によって日程や規模が異なりますが、その中でも最大規模を誇るのが徳島市の中心部で行われる「徳島市阿波おどり」です。

 

 

8月の12〜15日の4日間、本番は夕方から夜にかけて開催されるのですが、その間は徳島駅周辺一帯が熱気に包まれ、普段とは全く違う様子となります。

 

踊り手や鳴り物の集まった1つのグループは“連(れん)”と呼ばれ、それぞれの連によって少しずつ編成や掛け声・踊り方などが異なるので、踊りの基本的な部分は同じでも飽きることなく愉しめるのが「阿波おどり」の特徴です。

 

 

町を歩きながら色々な場所で阿波おどりを愉しむのも良し、有料の演舞場の席をとって色々な連が踊りながら通りすぎていく様子をじっくり愉しむのも良し。踊り自体もそうですが、連員の踊りの揃い具合や太鼓など鳴り物の迫力など、生で観るからこそ味わえる阿波おどりの魅力をぜひ堪能してみてください。

 

 

なお、お盆にしか開催されていない「阿波おどり」ではありますが、徳島市内には毎日阿波おどりについて学べ、ステージでの踊りを披露している「阿波おどり会館」という施設もあります。お盆の時期以外に徳島を訪れる場合には、ぜひ訪問してみてくださいね。

 

 

 

|徳島のシンボル「眉山」からの素晴らしい朝日を堪能

 

「阿波おどり」の会場にもなっている徳島駅周辺から見える山が「眉山(びざん)」。徳島県を横断するように流れる吉野川と共に徳島のシンボル的存在として親しまれています。

 

 

標高は280mとそれほど高い山ではありませんが、山頂は展望台となっておりロープウェイや自家用車で上がることができ、天候のコンディションが良い日には徳島市内はもちろん淡路島や和歌山県までかなり広い範囲の景色を愉しむことができます。

 

 

特にオススメの時間帯が朝。徳島県は東に海が広がるので朝日を望めるスポットが多いのですが、眉山の山頂から眺める美しい日の出は格別です。

 

 

徳島港の向こうに上がる朝日はとても印象的な景色を見せてくれます。

 

 

 

|生卵に豚バラ肉?! 徳島県民溺愛のご当地グルメ「徳島ラーメン」

 

鳴門の鯛をはじめとする海産物が美味しい徳島ですが、近年ではご当地グルメとして「徳島ラーメン」の人気が高まっています。

 

 

茶・白・黄色系とスープの種類によって3つに分類されますが、いずれもベースは豚骨、味付けに醤油を使っている点は共通しています(上写真は黄色系)。そして何より見た目で驚かれるのが、生卵を乗せていること。

 

 

中でも茶系のラーメン(上写真)と生卵の相性は抜群で、お店によっては生卵を無料で提供しています。また、チャーシューではなく豚バラ肉を使っていることから“すきやきラーメン”と言われることもありますが、見た目よりも味は重くなく、女性でもペロリと食べられるはずです。

 

 

徳島訪問の際はぜひ色々な徳島ラーメンのお店で食べ比べして、どの系統の徳島ラーメンが好みかチェックしてみてください。

 

 

夏に徳島を旅するのであれば「阿波おどり」はもちろん外せない一大イベント。しかしながら徳島の魅力はもちろんそれだけにはとどまりません。

 

 

一度は味わってみるべきご当地ラーメン、シンボル的存在である眉山山頂からの景色、様々な徳島の魅力に触れる旅路をぜひ計画してみてくださいね。<text&photo:岡本大樹>


border