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【思考をキレイにする旅の仕方(328)】食料自給率を知ると旅先の田畑への視点が変わります

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現在、日本の食料自給率は38%。

 

私が住む岐阜県は25%なのだとか。

 

200%を超える北海道や秋田のようにとまではいかなくても、

 

自然が豊富な岐阜県の食料自給率は、もう少し高いと思っていました。

 

 

第二次世界大戦後、日本の食料自給率は9割近くあり、

 

私が生まれた1968年頃には7割近くまで下がり、

 

2000年度以降は4割前後を推移しています。

 

 

食料自給率はカロリーベース採用なので、分母に入ってくる食品ロスが多い日本ではさらに低くなります。

 

実際の生産額ベースで見ると7割近い。

 

食品ロスを減らすことが食料自給率をあげることにつながるのでしょうが、

 

パンや肉食が多くなるなど日本人の食文化が変化していることも影響しているでしょうし、

 

農業従事者の人手不足問題などもあがってくるでしょう。

 

 

ウクライナ問題で小麦不足が深刻です。

 

全国の耕作放棄地を合わせると埼玉県、滋賀県くらいの広さになるといった話を耳にして久しいし、

 

もう少し国産小麦を増やすわけにはいかないものか。

 

しかし、そう単純ではないらしい。

 

乾燥地を好む小麦は、日本一雨量が少ない長野県ならともかく、雨量が多い自治体では難しいのだとか。

 

 

そして、もう一つ。

 

国産小麦の買取価格の低さがあるようです。

 

1キロ約40円程度、昨年は60円程度だったようですが。

 

米も気候変動で、年々、美味しくなくなってきているという話も、よく耳にするし、農業も変換期に来ているのでしょう。

 

 

食料自給率を知るようになってから旅先の散歩中、または車窓から見える田畑への視点が変わりました。<text:イシコ http://sekaisanpo.jp/


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