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魅力たくさんニュージーランド・ワイヘケ島

【ニュージーランド旅】ワインも自然もたっぷり満喫。自転車で巡る「ワイヘケ島」の魅力

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選び抜かれたワイン、そして外国映画のワンシーンを思わせるインテリアの中おいしいひとときを過ごせる西麻布の人気レストラン「plate (tokyo)(プレート トキオ)」。このたびオーナーシェフでソムリエールのいかいあやのさんがニュージーランドを旅する機会があったそうで、その模様を特別にレポートいただきます。

 

第4回はオークランドからフェリーでアクセスできる「ワイヘケ島」の魅力をレポートしてもらいました。早速チェックしてみましょう。

 

 


 

 

【いかいあやの ニュージーランド旅 #4】自然もおいしいもたくさん詰まった「ワイヘケ島」の魅力

 

ニュージーランドのイメージって、星空がキレイで、自然たっぷりで、温泉があったり、ロードオブリングのロケ地があったりと色々あるけど、レストランをしている私の興味はもっぱら「ワイン」。ワイン好きの方なら、ワインの産地であるマルボロとかワイヘケという地名を聞いたことがあると思います。今回はその1つ「ワイヘケ島」に出かけてきました。ワイヘケ島へはオークランドからフェリーを使って約40分で行くことができます。

 

▲フェリーからのぞむオークランドの街並み。船に乗るのってなんだかワクワク気持ちが浮き立ちます。デッキにいると「スプラッシュマウンテン?!」ってくらい水が飛んできたのが楽しかった!

 

 

 

|初日のお宿は現地でも人気のラグジュアリーホテルで

 

ワイヘケ島に到着して最初のお宿は、島の中心“オレノア”にある全部で3部屋しかないラグジュアリーホテル「The Oyster Inn(オイスターイン)」。現地でも人気のホテルで、フェリーの到着時間を前日までに伝えておくと港までお迎えにきてくれますよ。

 

 

お部屋はリラックスできる居心地のよい内装!

 

 

 

ホテルの目の前はビーチなので、海に持っていく用のタオルも用意されていました。ということで冬のビーチを早速お散歩に。貝殻を拾ったり、犬を連れてお散歩している地元の人を眺めたりと、なかなか楽しい時間が過ごせます。

 

お散歩後はレストランでディナーまでお茶タイム。実はこのホテルではお部屋のコーヒーはもちろん、レストランでのお茶もサービスなんです。夕焼けを眺めながら読書したりのんびり過ごしたりできるなんて本当に贅沢!

 

 

ワイヘケ島は海と自然に囲まれたのんびりとした雰囲気なので、東京と比べるとあまりお洒落なレストランとかはないけど、このホテルのレストランはなかなか良かったです。テラス席は寒くなってきたので暖炉の横のテーブルに移動して、暖炉に本物の木をくべて。。。たったそれだけなのにとても癒されます。

 

 

もちろんお料理もとても美味しかった!

 

▲想い出に持ち帰ってきた綺麗な貝殻たちと一緒にお料理をパチリ。ワインはもちろんニュージーランド産♪

 

フィッシュ&チップスにマカロニチーズ マッケンチーズにステーキとどれも美味しかったのですが、「オイスターイン」だからとオイスターを食べたのに写真を撮り忘れました…。

 

ディナーの後は寝心地の良いベットでぐっすり眠って、起きたら朝食。

 

 

冬の滞在でしたが、海に近いから夏もきっとのんびり過ごせそうと感じました。もう一度訪ねたいお宿です。

 

 

The Oyster Inn 124 Oceanview Rd, Oneroa, Auckland 1081 http://theoysterinn.co.nz/

 

 

 

|2日目はairbnbで見つけたステキなお部屋を拠点にお目当てのワイナリーへ

 

ワイヘケ島2日目はairbnbで見つけた自転車2台かしだしてくれるステキなお部屋に泊まりました。

 

▲ハネスとピーターがホストのお部屋(https://abnb.me/9sLdj6mT2O)は本当にオススメ! 予約の際に「東京のあやのいかいの記事読んだよ」って見せてもらうと、何かサービスあるかも?!

 

場所は港からバスで10分くらい。最寄りのバス停からすぐとアクセス良くて、普通のホテル以上にホスピタリティも抜群でした。夜のお部屋の明かりを消して外で見た星空もとてもキレイだったなぁ。。。

 

 

部屋に到着したら、早速自転車を借りてワイナリー「CABLE BAY vinyards」に向かいます。

 

▲自転車の移動だと見てきた素敵な景色をあまり紹介できないのが本当に残念…

 

私が西麻布でレストランを経営していることもあってワイナリーの友達も多いのですが、その友達の1人が紹介してくれたワイナリーです。

 

 

アクセスは島の中心“オレノア”から自転車で10分、歩いて20分程度。広い空に建築物にワイン畑。私の好きなものばかりで興奮します。

 

 

建物の中に入ると目の前は海。葡萄畑には太陽光が充分に当たることも必要で、海からの太陽の反射光も葡萄の成長にいいのかもと感じました。また、海からの風が木の間の換気を良くしてくれて病気を防ぐ効果もあるそうです。

 

▲「CABLE BAY vinyards」のワインメーカーのニックさん直々に樽からの試飲をさせていただきました

 

素敵な眺めの中、ワインとお食事も楽しめるのでとてもオススメのワイナリーですよ。

 

 

CABLE BAY vineyards 12 Nick Johnstone Dr, Oneroa, Auckland 1840 https://cablebay.nz/

 

 

 

|3日目は2つのワイナリーを訪問

 

そして翌日も自転車を借りてワイナリー巡り。この日訪れたのは、私いかいあやののレストラン「plate (tokyo)(プレート トキオ)」でもお取り扱いしたことある2つのワイナリー「Te Motu Vineyard」と「Stonyridge Vineyard」です。

 

途中スーパーでランチ食べてからようやくたどり着きました! 知らない土地だからアドベンチャー気分。ちなみにテモク「Te Motu Vineyard」と「Stonyridge Vineyard」は隣同士にあります。

 

▲こんなに素晴らしい景色の中、写真など撮るためiPhone触ってばかりでした…。でも葡萄畑の中のバラはかわいい!

 

▲ワイン造りは自然と寄り添っていることを改めて実感します

 

冬だったのでレストランはお休みということで、早速テースティングルームへ。

 

 

 

葡萄や畑の違い、ビンテージについてなどどれも勉強になりました。

 

 

Te Motu Vineyard 76 Onetangi Rd, Onetangi, Auckland 1971 https://temotu.co.nz/

 

 

 

続いては、すぐお隣の「Stonyridge Vineyard」さんを訪問。こちらはガイドブックにもよく掲載されている有名ワイナリー。

 

 

テイスティングセットも高級ラインをチョイスさせてもらいます。

 

 

▲丁寧に1つ1つのワインを説明してくれます。英語もっと得意だったらなぁ!

 

バケットにベーコンとチーズのあまいメープルシロップがけをオーダーして、夕日と共にステキな時間を外のテラスで過ごします。

 

 

季節は冬だけど ワイヘケ島は太陽が出ているとそんなに寒くないのです。

 

▲ストーニーリッジワインナリーのオーナーのSteve White さんと

 

 

Stonyridge Vineyard 80 Onetangi Rd, Waiheke Island, Auckland 1971 http://www.stonyridge.com/

 

 

2つのワイナリーを訪問して感じたのは、ワインは「農業から飲めるアート(ワイン)に変えていく努力とパッションの賜物」ということ。そして、だからこそ人を魅了してやまないのだと感じます。

 

このワイヘケ島にはワイナリーが20個くらいあって、ホテルやフェリーの港で地図やツアー案内が沢山用意されているので、おそらく予習していかなくても大丈夫だと思います。ただ「行く!」という気合いだけ持って出かけてみてくださいね。

※私が訪れた7月はニューズーランドでは冬なのでオフシーズンにあたります。オープンしていないワイナリーもいくつかあったので、出かける前に必ずオープンしているかを確認してください

 

 


 

 

「ワイヘケ島」は日本とは違う植物たちに南半球を感じるとともに、豊かな自然と広〜いお空が素敵な場所でした。ニュージーランドに出かけるなら、そしてオークランドを訪れるのなら、ぜひ抑えておきたい場所です。

 

 

ただし、のんびりとした島なので、ほとんどのお店は夕方には閉まってしまいます。夜はホテルでゆっくり過ごすか、レストランに出かけたらタクシーで帰るのがオススメ。私たちは自転車で移動していましたが、ワイナリーからホテルまで帰る道中では街頭のない場所もあって少し怖かった…。でも「そこがいい!」のですけど。

 

今はGoogle Mapsを使えばどこにでも行けるから手軽に探検気分も味わえますよね。ちなみにニュージーランドで生き方を調べると、徒歩と車に加えて“自転車”も出てきます! でも、ワイヘケ島は坂道が多く、表示された時間よりも少し時間がかかることもあるので、自転車で移動する際はその点だけ注意して行動するようにしてくださいね。<text&photo:いかいあやの>


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