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【コレクションレポート】「Nocturne#22 In C Sharp Minor, Op. Posth.」 2014-15 AW Collection

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デザイナー・鈴木道子が手がける「Nocturne #22 In C Sharp Minor, Op. Posth.(ノクターン#22 イン シー シャープ マイナー オプト ポッス)」が、2014年6月に約2年ぶりとなる国内でのランウェイショーを開催。2014-15年秋冬コレクションを発表した。テーマは「FEMME FATALE(宿命の女)」。

 

無地の素材を中心に、モノトーンでシンプルに女性のシルエットを引きだし、女性の内面からの美しさを表現した今シースンのコレクションは、メンズライクなスーツスタイルやゆったりとしたシャツなどマニッシュなスタイルの多く、大胆さと力強いシルエットとで女性の強さを表現。

 

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一方、流れるようなジョーゼットのドレスは「強さ」の対極ともいえる、女性の「はかなさ」を表現したという。

 

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やはりコレクションを象徴するアイテムは、デザイナー・鈴木道子の代名詞ともいえる冒頭の「赤のドレス」。

 

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黒、白、赤を中心に、カーキやカモフラージュ柄のミリタリー要素も見られたカラーパレットのコレクションでは、待望のメンズラインも復活。

 

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また、今回のランウェイショーのメイクを担当した、当サイトのオフシャルブロガーでもあるメイクアップアーティスト・Namiko Takemiyaさん(AVGVST)にメイクアップについてインタビューした。

 

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左:メイクアップアーティスト・Namiko Takemiyaさん(AVGVST)

—メイクアップのコンセプトまたはテーマは?
メイクアップのテーマは「グランジ」です。デザイナーの鈴木さんからは、コレクションテーマの「FEMME FATALE(宿命の女)」というテーマとは真逆のメイクをしてほしいと言われていました。妖艶さや魅惑さではなく、内面的に強く気高いイメージを表現するため、なるべく女性的なイメージを排除しました。

 

—ヘアとのバランスはどのように考慮したのでしょう?
ヘアはウェットとドライの二種類のテクスチャーを混ぜたスタイルを提案していたので、メイクも色味ではなくテクスチャーに重点をおきました。

 

—メイクアップについて具体的に教えてください。
肌全体は奇麗なマットスキンに、ほお骨のtopと目元にグロスをオンしてウェット感を出しています。ほお骨に入れたグロスがライティングによってすこし浮きでて立体的になるのがポイントですね。アイブロウは男性的にまっすぐに入れる事で強さを表現しました。目の下はファンデーションを落として、少し赤を入れ、メイクが一晩たって少し落ちたLookになる事でグランジ感を演出しました。

 


 

【Photo Gallery】


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