newsニュース

"Care Lebel"FIAT CAFEにて2015SSローンチ

イタリアンデニムブランド「Care Lebel」2015SSローンチ。祐真氏によるスタイリングも発表! 

Twitter
LINEで送る

2014年7月15日イタリアのデニムブランド「Care Label」が東京・青山一丁目に所在する『FIAT CAFE』(http://fiatcaffe.jp/)にて、2015SS コレクションをローンチ。 2015SS コレクションのプレゼンテーションが、スタイリストの祐真朋樹氏をゲストに行なわれた。

 

フィアットカフェ外観

FIAT CAFÉが「Care Lebel」仕様に変身!

フィアット

フィアットがデニムデザインに。

「Care Label」は、FIAT社元会長ジャンニ・G・アニェッリの孫であり、ファッショニスタとして有名なラポ・エルカーンがディレクションするブランド。ドレス・リラックススタイルのどちらにも対応できる、表現豊かで洗練されたデザインが最大の魅力。伝統的なイタリアンドレープ(立体裁断)によって生まれる美しいパターンメイキングにより、細身でも動きやすさを実現し、生地はイタリア・ペルージャ近郊の工房で厳選されたイタリア製を使用。伝統的な熟練職人のクラフトマンシップにより、1本ずつ丁寧に作られている。

 

Care Label ジーンズ

 

今回のプレゼンテーションは、「Care Lebel」のデザイナーであり、クリエイティブディレクターをつとめるLEOPORDO DURANTE (レオポルド ドゥランテ)氏が初来日。

 

レオポルド氏

デザイナー LEOPORDO DURANTE (レオポルド ドゥランテ)氏

スペシャルゲストの、『UOMO』『GQ JAPAN』『Casa BRUTUS』『MEN’S NON-NO』『ENGINE』等ファッションページのディレクションのほか、著名アーティストや文化人の広告のスタイリング等で、ファッショニスタから圧倒的な支持を受けている祐真朋樹氏とともに「Care Label」を楽しむためのスタイリングを発表した。

 

レオポルト氏&祐真氏

デザイナー レオポルド・ドゥランテ氏とスタイリスト 祐真氏

 

 

『4,000本ものデニムコレクションを所有するデザイナーレオポルドのデニムへの想いと「Care Label」誕生のきっかけとは』

 

—祐真氏:「Care Lebel」が誕生したきっかけはなんですか?

 

—レオポルド氏:私は、デニムのデザインの仕事を25年前から行なっていて、様々なデザインを生み出しています。新しいデニムのスタイルを作りたかったのが、ケアレーベル立ち上げのきっかけです。数年前に、大好きなデニムで、細部に至るまで拘わったブランドを起こしたいと思って、ラポ・エルカーンにプレゼンしました。生地のサンプルと一緒にラポエルカンにプレゼンをし、興味をもってもらいました。

 

 

『デニムへの情熱の起源』

 

—レオポルド氏:若い頃からデニムのデザイナーになる事が自分の夢でした。デニム生地の知識を高めたいと思い、ファブリックテクノロジーを学んでいました。「Care Label」は、100% Made In イタリア。生地は一部、ジャポネーゼ(日本の生地)を使用しています。なぜイタリア生産にこだわるのかというと、クラフトマンシップをとても大事に思っているからです。私は職人達の顔を全員知っています。熟練した職人の丁寧な手作業による、商品の出来の良さを大切にしています。

 

Care Label デニム

 

—祐真氏:レオポルドさんは、デニムマニアで、個人で4000本のデニムを所有しているんですね。デニムが好きになったきっかけは?

 

—レオポルド氏:デニムについて興味を持ったのは、12歳の頃です。初めて母に買ってもらった新品のデニムと、兄が持っていたジーパンの生地の違いに興味をもったのがきっかけです。2つを比べると、新品のデニムは固くて、兄からもらったお下がりのデニムの生地は柔らかく印象的で、なぜこんなに違うのかと思いました。

 

—祐真氏:新品のデニムと履き古したデニムの生地の違いを発見した訳ですね。どう思ったんですか?

 

—レオポルド氏:最初は、こんなにも変化するものかとすごく驚きました。そこから、いくつか実験してみました…お風呂でお湯を掛けて、縮めてみたり、破いてダメージを与えてみたりしました。

 

—祐真氏:12歳の時に既に、自分でやってみた訳ですね。うちの兄もやっていました。風呂で漂白剤をかけてブリーチしたり、金たわしで、ダメージを与えたりしていました。ブリーチは、家でちょっとした問題になりました(笑) なぜ、生地に興味をもったんですか?

 

—レオポルド氏:デニムは履いているうちに、どんどん風合い変化がでてきていい味わいになる。そこにに興味を持ちました。   —祐真氏:その経験から「Care Label」のインスピレーションが生まれた訳ですね。

 

レオポルド氏&祐真氏

 

『「Care Label」のこだわりは、その名の通り、”Care”』

 

—レオポルド氏:「Care Label」というブランド名が表しているその意味は、着るカスタマーを大事にすると言う意味の”Care”。そして、商品を大事に生み出して行きたいという気持ちも表されています。

 

—祐真氏:カスタマーを大事にする、というのは?

 

—レオポルド氏:カスタマーとして「Care Label」を着てくれる皆さんに、職人的な高い技術で作られた、品質の高い商品を提供したいと思っています。

 

—祐真氏:「Care Label」の作りは面白い点がありますね。例えば、ベルトのタグが紙で作られていたり。ジーンズ裾のステッチが特殊ミシンで縫われていたり、凝っていますね。

 

—レオポルド氏:「Care Label」のジーンズは、出来るだけながく、履くことを楽しめる仕掛けを工夫しています。例えば紙のタグは、何度もジーンズを履く事で、徐々に味が出る仕掛けになっています。

 

—祐真氏:デニム生地の裏のグラフィックがモダンですごくいいです。クラフトマンシップと、いいコンビネーションですね。

 

 

『質の良いデニム生地を求めて、日本のデニムのメッカ岡山へ』

 

—祐真氏:先日、初めて岡山のデニム工場に視察にいったんですね。どうでしたか、岡山は?

 

12

 

—レオポルド氏:岡山では、夢が現実になりました。日本の生地は、”ジャポネーゼ”といわれて、品質の良さがイタリアでも認識されています。デニムの展示会で、日本の生地メーカーの関係者と会った事がありましたが、日本の職人が働いている姿を、直に目で見る事はとても印象的でした。職人はデニムの知識がとても深かったです。デニム生地を織り出す織機は、トヨタのもので、50年前に造られたものです。日本ではそんなに珍しくないようですが、海外ではとても珍しいものなんです。岡山では、昔作られたデニムで作られた着物も着ました。(デニムのコレクションに加えたいと思って)買いたいってお願いしたけれど、残念ながらダメでした。そして岡山ではジーンズストリートがあって、とても面白かったです。岡山の、デニムへの愛情を感じました。

 

9

 

 

■□祐真朋樹氏スタイリング 「Care Label」2015SS□■

 

「Care Label」の楽しみ方のポイントは、デニムそれぞれに施された遊びを活かして履くこと。ポケットであったり、裾のステッチや裏に施されたプリントを見せる為に折り返して見せることがポイントですね。

 

10

 

左:スラックスポケットが特徴的なドレスデニム。ダブルフェイルのドレッシーなTシャツと合わせて綺麗めな着こなし。ボルサリーノのハットで、上品なリラックス感をプラス。
Care Label ドレスデニム:¥39,000(税抜) Tシャツ:参考出品 (バレンティノ)

 

中央:ショートパンツはゆったりとリラックスできる生地感。裾はロールアップして、ステッチを楽しむ。ブルーのTシャツで爽やかにコーディネート。足下はリラックスしたサンダルで。
Care Label ショートパンツ:¥32,000(税抜) Care Label Tシャツ:¥16,000(税抜)

 

右:強いダメージが施された、柔らかめのデニムジーンズ。裏地にラポエルカンのチェックが入っているので、裾はロールアップするのがGOOD! 夏らしく、白いカジュアルシャツとコーディネートして、靴で色味を遊んで良し。
Care Label デニム イタリアンインデペンデントコラボレーション:¥42,000(税抜) Care Label シャツ:参考商品

 

 

問:栄進物産株式会社 TEL:03-5719-7260
http://www.eishin-kk.co.jp/

 

text :Mariko Yamaguchi

photo:Toshiyuki Azuma


border