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オリーブと共にある暮らし

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 原料のオリーブ果実はエーゲ海に面した畑で、ミュージアムが提唱する化学物質や農薬を使わない自然農法で生産。「石鹸づくりも、食用に出来る質の高いエクストラバージンオリーブオイルを原料としています」と語る主宰のHalukさん、その表情は揺るぎない自信と誇りに満ち溢れていた。

人が体重をかけてオリーブの果汁を搾っていた時代の道具。右手にある注ぎ口から流れ出るオリーブの果汁からオイルが作られていた。ミュージアムには古代に使われていたこういった道具が大切に保管されており、歴史の深さを知ることができる。

 ミュージアムでは、トルコやギリシア文明とオリーブの文化歴史を伝えるエコツーリズムとしての来訪を歓迎。このオリーブの実りと丁寧なものづくりを見るために、現在もトルコ国内をはじめ、周辺のヨーロッパの国々からも多くの人が訪れるという。

   自然と調和しながら、手間と時間をかけるオリーブオイルづくり。アダテペ村の人々の生活に創造性と物語を生み、丁寧な生き方のうえに「真の豊かさ」が広がる。それが持続的な地域経済へと繋がってゆくのだろう。

 

 

 

 「オリーブこそ、生命ある黄金」 >>>

 


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