special reportスペシャルレポート

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

Twitter
LINEで送る

ハイアットの新しいブランドとして、東京銀座に次ぐ2店舗目となる【ハイアット セントリック 金沢】は、今注目の“ライフスタイルホテル”。高いグレード感と親しみのあるホスピタリティ。ハイセンスな客室や、クリエイティブなアートに触れられる館内。滞在そのものが旅の目的になる。金沢で今一番におすすめできるホテルです。

 

 

 

|モダンなアートに残る加賀藩前田家の面影

 

「街全体が美術館」と言われる金沢。2020年8月にオープンしたハイアット セントリック 金沢では、加賀藩前田家が300年に渡り生み育てた伝統美を、モダンに進化させた100を超えるアートが見事。今最も新しい金沢の新名所です。

 

▲金沢駅金沢港口(西口)広場にはハイアット セントリック 金沢(左)とハイアット ハウス 金沢の2棟が並びます

 

写真左側がハイアット セントリック 金沢、右がセレクトサービスブランドのハイアット ハウス 金沢。金沢駅ロータリーに面していて、駅から徒歩2分。商業施設「クロスゲート金沢」にあります。

 

▲玄関前の車寄せで上を見上げると、前田家の家紋「梅鉢」をモチーフにした照明が、5枚の花弁を広げます

 

▲1階エントランスには、枝が門に延びると縁起がいいとされる「門冠(もんかぶり)の松」をモチーフにしたアートを飾ります

 

エントランスでゲストを迎える松の木は、鉄の芸術家小沢敦志氏が、金沢で実際に使われていた鋏やスパナなど鉄製の古道具で形作った松に金箔を施した「野鍛冶の門冠」。金沢在住の一筆書きアーチスト大森慶宣氏が青い一筆書きで描いた「Blue Rhythm」に組み合わせた作品です。

 

▲エレベーターホールにある、染織作家三尾瑠璃氏の「加賀国金沢之絵図 銹雲唐草」。金沢の古地図を下刷りした着物に、錆で雲唐草を描き、今ホテルのある場所を家紋の梅鉢で示します

 

▲上質なロビーがゲストを迎えます

 

左手にある台が、チェックインをおこなうフロントカウンター。右手にある長いソファは、チェックインを待ちながらロビーの雰囲気を愉しむための縁側を思わせるスポットです。

 

▲金沢といえば、金箔の99パーセントを生産する街。金や純金プラチナの箔で作られたタペストリーは、金沢出身の箔デザイナー高岡愛氏の作品です

 

金の採掘と売買を統制していた江戸幕府に対し、密かに金箔作りをおこなっていた加賀藩。そのため金沢では、貴重な金を極限まで引き延ばす箔打ちの技巧が発達。黄金のタペストリーは、金沢の誇りと技術を伝えます。

 

▲チェックインカウンター。テーブルトップの下は醤油樽

 

古い建物が残る醤油の町、金沢市大野町。そこで使われた醤油樽で作ったチェックインカウンター。ひがし茶屋町の町屋の格子をモチーフにした、背後の壁にも似合います。

▲スタッフの制服はカジュアルな七宝柄

 

スタッフはゲストとの距離感を保ちながらも、ライフスタイルホテルならではのフレンドリーな物腰。カジュアルな制服は、円を組み合わせた日本の伝統模様「七宝」が染め抜かれた気取らない佇まいです。

 

 

 

|パブリックスペースに見る伝統とモダン


次のページへ

1 2 3

border