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一刻も早く「洗い物」や「未読」をなくしたい理由【毎日が変わる片づけのワザ(109)】

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メールやLINEの未読、家事や仕事など、「目の前にタスクがあることが我慢ならない」ためたくないタイプと、「気になりつつも、ついつい」たまってしまうタイプに分かれるのかもしれないと思っています。「あまりためたくない」派のわたしは、特に以下をためないようにしています。

 

・LINEの未読(届くものも絞りに絞っています)

・メールの未読(職場のメールの受信ボックスは常にほぼ数通、または0通のことも)

・シンクの洗い物(お皿や鍋類)

 

LINEやメールは、相手が送ってくるものなので、ためたくない、プラス「待たせたくない」という心理もはたらきます(LINEは、相手との関係性によっては、そこまで焦って読んだら返信したりしないこともあります)。でも、シンクの洗い物がたまっていることがとにかく苦手です。一刻も早く洗い終えないと、心がそわそわしてしまい落ち着きません。

 

LINEやメールは、スマホやPCを見なければいったん忘れられますが、洗い物は「今そこにある」のでかなり存在感があります。たとえるなら、わたしが担当している受付窓口の前でお客様に待たれているような気持ちになるため、知らん顔するのが難しいのです。

 

銀行や役所、病院などが混んでいるときの受付の行列を思い浮かべてみてください。もし、その受付を担当していたら、少しでも早く対応してその行列をなくしたくなりませんか…?

 

わたしにとっては、食器を洗う=待っているお客様を0人にすること、という感覚です。決して洗い物が好きでしているわけではなく、ただ「お客様(洗い物)からのプレッシャーに耐えられない」だけなのです。

 

こんな風に「モノ」からもプレッシャーをかけられることがある、と思うようになったのは、整理収納アドバイザーやライフオーガナイザーの勉強をしてからです。モノの「存在感」は、ときには「圧」になると感じています。(圧の少ないホテルの部屋でくつろげるのは、おそらく室内にモノがほとんどなく、モノからの圧が少ないからだと思います)

 

その圧をできるだけ受けないためにも、わたしは日々モノと向き合い、減らしたり配置を変えたりしながら、心地よい距離を保つ努力を続けているのかもしれません。

 

こう考えてみると、わたしは本当に片付けが好きなのか、モノからのプレッシャーから逃れたいだけなのか? 最近少しわからなくなっています…。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke


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