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世界一のコーヒーを名古屋で味わう。【トランクコーヒー アンド クラフトビア】で過ごす至福のひととき

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名古屋は軟水で淹れる深煎りコーヒーの街。いっぽうトランクコーヒーは、北欧スタイルにこだわる浅煎りで、豆本来のフルーティな優しい酸味と雑味の残らないアフターテイストに優れたコーヒーを提供。さらにコーヒー豆は、同じ農家から採取された同一品種の豆“シングルオリジン”のみ。当然数種類の豆を配合する“ブレンド”がないのもトランクコーヒー流。普段日本で飲み馴れているものとは、まったくことなるコーヒーが味わえる。まさに“新しい発見”です。

 

▲コーヒー豆を選ぶと、豆を挽く前に香りを嗅がせてもらえます。抽出方法もオリガミドリッパー(写真)、カリタウエーブ、エアロプレスの3種類から指定します

 

焙煎された豆はもちろん、水の硬度や温度、コーヒーの濃度など、すべて加味してそれぞれ最適な状態で提供されます。

 

「ORIGAMI(オリガミ)」のドリッパーは、岐阜県土岐市にある美濃焼のメーカー「K-ai(ケーアイ)」と共同開発。20個のリブ(縦溝)でお湯の抜けを良くし、湯を注ぐ速度と抜ける量の連動性を高めることで、バリスタの抽出技術が如実に現れる仕組みです。

 

▲ドリップパックやこだわりのコーヒーグッズも販売

 

ORIGAMIという名前は、ドリッパーの形が折り紙を思わせることと、海外でも日本の折り紙が知られるようになり、覚えやすいことから鈴木氏が命名。2022年のWBCでもチャンピオンと3位の選手がORIGAMIの製品を使っています。棚の上に見える「アロマカップ」は、香りを愉しむワイングラスをヒントに、コーヒーの香りを閉じ込める形状です。どちらもカラバリが豊富で、トランク限定カラーもあります。

 

▲壺のような「SENSORY フレーバーカップ」は、コーヒーを世界一美味しく飲むために考えられた形

 

SENSORY フレーバーカップはWBC 2019でチャンピオンになった中国代表が使用。販売する予定はなかったものの、世界中から問い合わせが殺到したため商品化したカップです。

 

コーヒーはカップの最も膨らんだ部分まで注がれ、スワーリングで香りがたち、コクも感じられます。持ち手がないのは、手の平でカップの温度を感じ、「熱過ぎるのでは」と身構えることなく適温のコーヒーの味に気持を集中させる狙い。さらに飲む際の首の角度からコーヒーが舌に当たる量が工夫され、最適な状態でコーヒーを飲めるカップです。

 

▲今回いただいたのはコロンビア産の「ゲイシャ」。¥1,500で飲めるなんてめちゃめちゃリーズナブル

 

コロンビアにあるインマクラーダ農園最高ロットの「ゲイシャ」は、バリスタの大会でも使われる非常に希少で高品質な豆。抽出温度は70度ほどで、カップに注ぐと60度ほどの適温になります。柑橘系のさわやかな酸味は、温度と共にだんだん味が変化して、冷めても美味しくいただけます。飲み終えた後のアフターテイストも華やかな香りが残る驚きの味でした。

 

▲夏季限定ですが、アイスコーヒー「NITRO COLD BREW(ナイトロ コールド ブリュー)」を飲めるのも貴重です

 

長時間かけて水出ししたコールド ブリュー(アイスコーヒー)を、ビールサーバーから注ぐ窒素(=NITRO)ガス入りのコーヒー「ナイトロ コールド ブリュー」。お店では窒素ガスにくわえ炭酸を注入。日本の氷の入ったアイスコーヒーとは全く違い、コーヒーとは思えないまろやかさです。

 

豆も時期や仕入れによって変わります。この日は“スパイスの女王”と言われるカルダモンをはじめ、ミントやレモングラスなどに漬け込んだコロンビア・モンテブランコ農園の「スパイスクイーン」。フルーティでスパイシーなテイストを楽しみました。

 

|クラフトビールをさらに美味しく飲む


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