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自分で作ったお弁当でも「なんとなくうれしい」理由【毎日が変わる片づけのワザ(121)】

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娘が高校生になってから、わたしの家事スキルに「お弁当のおかず作り」が増えました。試行錯誤した結果…今のところ、

 

・週末(だいたい日曜日)に12~15品くらい作り置き(肉・魚のメインと野菜の副菜合わせて)しておく

・朝はメインと副菜を組み合わせてお弁当箱につめるだけ

・メインと副菜は、夕ご飯のおかずにもする(夕飯作りも楽に!)

・副菜は時々、娘の小腹を満たす「おやつ」にも

・メインが足りなくなったときは、市販のハンバーグなどを使ってもOK

・副菜が足りなくなったときは、どーんとオムライス弁当でごまかす

 

という感じで毎週まわしています。娘は思春期なので、ご飯は少な目&おかず多め(メイン+副菜はできる限り3品)、キャラ弁でもなんでもない「ザ・家のおかず」詰め合わせ弁当です。

 

3年前からリモートワーク中心の生活をしているわたしも、去年からはお昼に娘のお弁当と同じものを食べるようになりました。会社やコワーキングスペースにはお弁当箱を持参、自宅で仕事をするときは、おかずをワンプレートに盛って食べています。

 

最初は「自分で作ったおかずだし全部味がわかっているからつまらないかな?」と正直思っていました。たまに外食すると「人に作ってもらったご飯はおいしいなあ!」と思うので、それがほぼ毎日「自分が作ったご飯」になると、食の楽しみが少しなくなってしまうような気もしたからです。

 

ですが…今では、お弁当生活にすっかりはまってしまいました。何の変哲もない、普通のお弁当なのですが、毎回食べる時はなんだかうれしい気持ちになります。作るときも、日々の昼食や夕食を作っていた時とは違う楽しさがあるので、「お弁当」には、何か見えない力があるような気がします。

 

不思議だなあ…と思い、その理由を考えてみました。

 

・味がわかっているからこそ、期待を裏切らない

このおかずはこういう味、とわかった上で選んで詰めるので、逆に「思っていた味と違った」というがっかりはありません。(ただ、「思っていた以上においしい!」もありません…)

 

・自分で作ったおかずなので、基本的にもたれない

我が家はあまりがっつりしたおかずを作らないので、食べたあとに胃が重くなることがない安心感があるのは、実は仕事の日にはありがたいことでした。(出社していたときは、欲望のままに油そばを食べて、おいしかったと思いつつ、胃がズッシリ重くなって午後苦しんだことも)

 

・「何を食べたいかわからない」問題に悩まなくてすむ

お昼ご飯にお弁当を買う、外食をする、と考えると、毎回何を食べるか決めることは、わたしにとってはけっこう大変でした。
その点、お弁当がそこにあれば、悩むことなく食べるだけ。リモートワークにおいて、実はこれはかなりメリットでした。お昼に食べるものについて悩まずにすむのって、楽! です。

 

・お弁当箱の容量が決まっているので、作る量も決めやすい

お弁当箱に入る量×5日分作ればいいとわかっているので、食材を買う量も作る量も、決めやすくなりました。わたしには、お弁当のおかずを中心にして1週間の献立を組み立てる方法が合っていたようです。

 

・平日のご飯をしっかり作ったから週末の食はサボってもOKと思える

平日のお弁当と夕飯を、作ったものでまわせたら、週末のお昼ご飯は堂々と? Uberを頼んだり、おかずを買ってきたりします。一気にまとめて何品も作るときと、作らず楽するときのメリハリがあるからこそ、続けられています。

 

…と、いいことばかりだったお弁当作り生活。ただ、娘のために作るのはおそらくあと2年(大学に入れば学食があるはず)です。その後も、自分のためだけにお弁当を作り続けられたら、なんとなく将来一人暮らしになったときにも、食生活を回していける自信になるような気がしています。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke


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