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これ、いったい何屋さん?

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ミラノの街を歩くと、化粧品がおしゃれにディスプレイされたショーウィンドウに目が止まる。ここはコスメショップ?かと思えば、看板に目をやると「FARMACIA」の文字が。

ミラノのFARMACIA(薬局)。コスメショップやエステサロンと間違えてしまいそう。

 まるでデパートのショーウィンドウのように洗練された外観。中をのぞき込むと、いくつかの化粧品がブランドごとに陳列されている。高級コスメショップかも……いやエステサロン? いいえ、ここは「FARMACIA」。英語にすると「PHARMACY」、つまり、薬局! 日本のドラッグストアでも多くのコスメが販売されているが、ミラノではどうなのだろう?

 イタリア化粧品産業協会(UNIPRO)によると、2010年のイタリアにおける健康・美容製品の売上総額は93億ユーロ(約9300億円:1ユーロ100円で換算/2012年6月22日現在)。香水店、スーパーマッケートに次いで、薬局が第3の販売チャンネルになっている。しかも、香水店の売上伸び率が0.7%なのに対し、薬局は3.3%と成長中なのだ。

 薬局コスメの魅力とは?>>>

 


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