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【インタビュー】パフォーマー・ホナガヨウコさん

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「美」を表現するプロフェッショナルの方に、お仕事のポリシーからご自身の「美」に対するこだわりまでをインタビュー。今月はパフォーマー、ダンサー、モデルなど「表現者」として多方面で活躍するホナガヨウコさんの登場です!

ー非常に多岐に渡る活動をなさっていますよね。ご自身でお仕事を語るときには何と自己紹介なさるんですか?
それ、いつも聞かれていつも答に困ってしまうんですが(笑)、まずは舞台を中心にダンスパフォーマーという肩書で11年ほどお仕事させて頂いています。モデルの仕事は6年ほど前から、パフォーマーとモデルとを同じくらいの比率で出来たらと思って活動しています。

 ー非常にユニークな存在だと思うのですが、どなたか憧れの方、インスパイアされた方などはいらっしゃるのでしょうか。
見本があればやりやすいと思いますが、恐らくそういう方がいないからこそなりたいと思ったんです。もちろん、ニブロールの矢内原美邦さんや近年話題になったピナ・バウシュなど、名だたるコンテンポラリーダンスの先駆者たちはいらっしゃいますよね。大学の時、授業ではじめてコンテンポラリーダンスのビデオを見たときに、こういうジャンルがあったんだ!と大きな衝撃を受けました。
あとは現代美術家の木村太陽さんの作品、なかでも忘れられないのが “カレーライスで顔を洗う” という映像。すごい気持ち悪かったんですが(笑)、使っているのは普通のアイテムなのに日常が全く違って見えるという感覚、こんなことをやってる人が世にいるんだ……という衝撃を受けたんです。高校時代までは普通の演劇しか知らなかったのですが、前衛的な活動をなさっている方に少しずつ興味を持っていったという感じです。

4×5写真展「opaque」レセプションアクト  photo : Kazuki Watanave(4×5 SHI NO GO)

そうはいっても普通の女の子ではあったので、モデルへの憧れはずっとありました。つまりは私がカレーライスで顔を洗っても全く魅力は感じられないと思うのですが(笑)、女の子が憧れるモデルという職業の人がする踊りだったら、見てみたいと思ってくれる方がいるんじゃないかと思ったんです。

 

 

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