沢尻エリカさん映画復帰作であり、かなりの衝撃作として話題騒然の映画『ヘルタースケルター』。いよいよ7月14日(土)の公開を目前に控え、beauty news tokyoでは少々違った角度での期待をこめて、この作品を紹介したい。
……というのも、beauty news tokyoで今月の「Visual」作品を手がけて頂いた冨澤ノボル氏が、『ヘルタースケルター』のヘアメイクを担当。独特な華やかさと極彩色で魅せる蜷川実花監督の作品に、存在感溢れる「ノボル流」ヴィジュアル。ともするとぶつかってしまいそうな冨澤氏の個性が、監督の世界感との相乗効果により、見事なまでの「蜷川実花ワールド」に昇華したといっても過言ではない。
主演女優の品行や、ストーリーの衝撃性ばかりが先行している感のある『ヘルタースケルター』。しかし蜷川実花監督が作り上げる鮮烈なビジュアルは、見ている者を一瞬でその世界へと引き込む圧倒的な力強さをはらむ。ヘアメイクにスタッフィングされたのが冨澤ノボル氏と聞き、僭越ながら適役は彼以外にはいないのかも、とも感じた。
7月5日(木)に行われたプレミア試写会では、誰もが待ちこがれた主役は姿を見せず。しかしこの作品ではすべてがキーマンであり、誰が欠けても意味を成さない。蜷川実花監督と共に実力派俳優陣が登壇し、完成した作品への思いを語った。
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2012/07/13| TAGS: culture
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