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KIREI FILE 11 永富千晴

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「美」を表現するプロフェッショナルの方に、お仕事のポリシーからご自身の「美」に対するこだわりまでをインタビュー。今回は美容ジャーナリストの永富千晴さんにお話を伺いました。

 

ー永富さんのお仕事経歴は、雑誌編集職からスタートされたそうですね。
 大学時代に雑誌『JJ』の記者をしていて、編集業務に携わるようになったんです。というのも、最初は読者モデルのような関わり方だったんですが、私は出る側じゃないな、って思って(笑)。そこで担当編集の方に、作るほうをやらせてもらえないか頼んだことがはじまりでした。しかし当然そう簡単には入れてもらえず、いろいろ試しに書いては送って……を繰り返していたのですが、あるとき急に編集部に呼ばれて連載ページを持たせてもらえることになったんです。しかも美容やファッションなど、自分が気になる最新のアイテムを紹介するという2ページの企画。右も左もわからないまま、当時は無我夢中でやっていました。
 そんななか、誌面で大きなミスをしてしまったんです。紹介した商品の問い合わせ先電話番号を間違えてしまった。これがかなりの騒動になり、改めて”自分のページがこんなにも多くの人に見られているんだ!!”と驚いて、これは生半可な状態で続けられるアルバイトではないな、と。そこで大学卒業後の進路として出版社への就職を目指したのですが、叶わず……。

ーそこから美容の世界へ?
 一度はとある企業に就職したものの、どうしても出版社での仕事への夢をあきらめられず。でも就職できないのなら、大好きだった「美容」の専門性を追求したいと考えていたときに、たまたまご縁があって美容ジャーナリストの渡辺佳子さんをご紹介頂いたんです。最初は美容モニターとして参加させてもらっていたのですが、「アシスタントにしてください!!」とお願いして、会社を辞めちゃいました(笑)。それから1年、いろいろと勉強させて頂きましたね。
 その後、美容専門のエディターになりたいと思っていたところに、たまたま『マリ・クレール』(当時は中央公論社)編集部から、チーフエディターとしてやってみないかとお話を頂いたんです。モード誌でボーテ大賞を行っていたのは当時マリ・クレールだけでしたし、即決! これまで経験してきた雑誌とはまったく違い、カメラマンやヘアメイクさんなど、お仕事させて頂くスタッフの方々はモードなスタイルを作る方々ばかり。ここでもたくさんの事を学びました。

 

  満を持して、独立……! >>>

 


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