『M・A・C』でも懐かしいペーパーコミックのキャラクターが大活躍!ファッションやコスメの有名ブランドとアートやポップカルチャーとのコラボが急増する理由は!?
人気コスメブランド『M・A・C』の店頭や店内。でも、どうもいつもと様子が違う……。実は、アメコミのアーチー・コミック(Archie Comics)とショップ全体がコラボしているのだ。いつもはスタイリッシュな印象の店内やスタッフも、キュート&POPな雰囲気に溢れている。
このアーチー・コミック(Archie Comics)は、アメリカにおける歴史や立ち位置からすると、日本でいう『サザエさん』。懐かしさと親しみと良き時代のアメリカンな空気を M・A・C に満たしている。
しかし、先日ご紹介した「GUCCI×ジョジョ」「NARS×ウォーホル」「ルイ・ヴィトン×草間彌生」など、有名ブランドが現代アートやコミックとのコラボする企画が増えているのはなぜだろう。
TwitterやfacebookをはじめとするSNSが浸透した昨今。こうしたコラボ企画で、古くからのファンを掘り起こしたり、これまで敷居の高そうな有名ブランドに固執していなかった世代の注目を集め「いいね!」やファンを増やすことが狙いのよう。どのブランドのコラボも、SNSやブログで大いに話題を集めているようだ。
SNSがマスメディアを凌駕するほど活用され始めているニューヨーク。こういったコラボ展開はまだまだ増えそう。このトレンドにのって、日本のアニメやポップカルチャーも次々と世界へと羽ばたく可能性を秘めている!
【最近のコラボ記事をまとめ】
日本の大人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦氏と、90周年を迎えた『GUCCI(グッチ)』とのコラボ企画。ニューヨーク5番街に位置するグッチのショーウィンドウ、独特のジョジョ・ワールドに街ゆくニューヨーカーも目を奪われた。
NYを代表する現代アートの巨匠、アンディ・ウォーホル氏と、コスメブランド『NARS(ナーズ)』のコラボ企画。ホリデーシーズンに向けた限定コレクションとして、『NARS』を取り扱うコスメショップ『Sephora(セフォラ)』でキャンペーンを開催。『セフォラ』が1つのブランドのためにショーウィンドウを貸し出すのは初めての試みだった。
ミッドタウン、5番街沿いの『ルイ・ヴィトン』。巨大なフラッグシップ・ストアが水玉でいっぱいに。ショーウィンドウには、まるでご本人!?と見間違えてしまうほどそっくりの人形も。日本のアーティスト・草間彌生さんと期間限定のコラボ・コレクションは世界的にも注目を集めた。
cooperation & photo; りばてぃ
*profile*
ニューヨーク在住の有名ブロガーでマーケティング・コンサルタント。
ニューヨークならではの最新トレンドや興味深い事象を、独自の視点で綴るブログ「ニューヨークの遊び方」の作者。
text;Eri Sakuma
2013/02/18| TAGS:
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