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リップメイクで幸せを呼ぶ

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モテを意識するコもしないコも、アイメイクはとにかく重要!というのがイマドキの女性たち。しかし、より自分を魅力的に見せるためには「唇」が最重要らしい!? 見た目印象をアップさせるためのリップメイクを、「化粧心理学」の観点から解説!

リップはナチュラル派、という女性が多数。恋を呼ばない理由はそこにあるのか!?

 化粧品メーカーのオルビスが20~30代の女性500名に対して行った、メイクに関する調査結果が到着。普段のメイクで力を入れているのはどこかという質問に対し、半数以上が「アイメイク」、次いで「ベースメイク」という結果に。やはりなんといっても目ヂカラ必須!!  という傾向は一目瞭然のよう。

 さらに「あなたは普段のメイクで、リップメイクをしていますか?」という質問に、「している」と答えた人は38%と4割未満で、「していない」女性が62%と半数以上に。さらに、「毎日リップメイクをしている」という女性にいたっては、全体のうち25%と4人に1人しかいないことが判明したという。去年は鮮やかな赤リップも流行していた気がするけど、実際にはそれほど定着してなかったって事……?

 顔のパーツの大きさや形で運勢を読み取る “顔相”でも言及されることが多いが、一般的にも重要とされている「口角」、そして唇の「輪郭」や「ツヤ・潤い」について、恋愛運との関連はあるのだろうか? 調査を行ったオルビスは、顔のパーツとしての「くちびる」の重要性や、リップメイクで幸せを呼ぶくちびるを手に入れるポイントについて、化粧心理学者の平松隆円氏に伺った。

『顔の筋肉や脂肪の付き方で口角が下がって見えると、いつも不満そうな印象を与えてしまいますが、そんな人でも、リップメイクをすれば魅力的な口元に見せることも可能なのです。「リップメイク」を味方につけることで、顔の印象は大きく変わってきます』

 幸せを呼ぶリップメイク……そのポイントは?? 『まず1つ目にあげられるのが「立体感」。そのためには、リップメイクでくちびるの輪郭をはっきりと見せることが重要です。また、「ツヤ感」が増すと、さらに立体的に見えます。これは化粧品による光の反射によって生まれる目の錯覚を利用した化粧の方法です。ツヤがある=光をよく反射するところは実際より近くみえ、マットな部分=光を反射せず吸収するところは後退してみえるため、「立体感」が出ます。ですので、仕上げの時にくちびるの中央にルージュを少し濃く塗ったり、リップグロスを重ね塗りしたりして、ツヤを出してふっくらしたくちびるに見せるとよいでしょう』

 まずは立体感。ツヤを出して光を味方にするって大切なのね……。続いて「口角」についても。『忘れてはならないもう1つのポイントが、「口角の向き」。これは、口角が上がった口元をつくるということです。そのためには、口周りの筋肉を鍛えるほか、リップカラーを塗る時に口を開けて上下の口角をつないだり、リップライナーなどで下くちびるのラインを上向きにつくったりなど、メイクを工夫してみるのもよいでしょう。たったこれだけのことですが、ちょっと気をつけるだけで印象が格段にアップします』

オルビスの春の新色は肌をきれいに見せる"美人設計"の3色。ルージュクリスタル「ベージュペタル」「ピーチフルール」「シフォンローズ」/オルビス

 各ブランドからは春の新作リップが目白押し。今回調査を行ったオルビスも、自社の「ルージュクリスタル」にて2月23日から春の新色3種を発売中。うるツヤ感と口角アゲを意識して、この春はリップもしっかりメイクしてみては?

 

調査概要
・調査期間:2013年2月28日~3月4日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:20~30 代女性 500 名

専門家プロフィール
平松隆円(ひらまつりゅうえん) 1980 年、滋賀県生まれ。2008 年、世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)の学位を取得。国際日本文化研究センター機関研 究員(講師)や京都大学中核機関研究員を歴任。専門は、化粧心理学や化粧文化論など。2006 年に財団法人日本繊維製品消費科学 会奨励賞を、2007 年に佛教大学学術奨励賞を、2011 年に第 4 回京都文化ベンチャーコンペティション日本経済新聞社賞を受賞。著 書に『化粧にみる日本文化』(2009 水曜社)、『黒髪と美女の日本史』(2012 水曜社)など。

 


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