温度も湿度も高い夏場は、食品が傷みやすいというのは周知のこと。だからこまめに冷蔵庫保存……っていうのはもちろん間違いではないのだけれど、実は冷蔵庫のなかには相当な雑菌が潜んでいるらしい!?
「余っちゃったし、明日食べよう」と、ラップして冷蔵庫に入れておくのは、幼い頃からの日常だったかも。食品を冷蔵庫で保存すれば安心という考えは、雑菌の繁殖を抑えるという意味では正しい理解。でも、冷蔵庫の中で菌は死ぬことはないのだそう。では実際に冷蔵庫の中に、雑菌がどれくらい存在するのかというと……なんと衝撃的な調査結果に!
これは、衛生微生物研究センターと、キッチンの雑菌対策情報サイト「アルコール除菌@キッチン ラボ」によって行われた、都内の一般家庭の冷蔵庫の実態調査結果。これによれば、とある一般家庭の冷蔵庫の野菜室から、なんと約500万個/10㎠もの雑菌を検出! 別の家庭では、冷蔵庫の棚から約350万個/10cm2の雑菌が検出されたという。また、わずかながら酵母やカビも検出されている。すっきりと整理されたきれいな冷蔵庫に見えて、この結果にはびっくり!
冷蔵庫が雑菌のすみかにならないよう、食品の鮮度や賞味期限のチェックも兼ねて週1回程度は庫内の整理と除菌を行うことを推奨。「アルコール除菌@キッチン ラボ」によれば、冷蔵庫の除菌には、食品・食品添加物を原料にした高濃度のアルコール除菌スプレーがおすすめ。清潔な台ふきんやキッチンペーパーに、高濃度アルコール除菌スプレーを吹きかけ、そのまま冷蔵庫内の汚れを拭き取るだけで、二度拭きは不要とのこと。
この暑すぎる毎日は、冷蔵庫の扉を開けたときのひんやり感がちょっと嬉しいもの。そんなごほうび(?)のつもりで、週に一度は冷蔵庫内のお掃除を。もちろん冷蔵庫だけでなく、シンクまわりや水切りカゴなども忘れずに。
2013/07/29| TAGS: lifestyle
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