最終回は、この時期にふさわしいコートのお話です。
今年も沢山のファッション性に優れたコートが
出揃いましたよね。
ビックカラーコートやコクーンコート、
ドレスコート、パーカー付きのコートとか。
それに千鳥やチェックといった柄物のコートなんかも素敵。
そんな中でも冒険心をそそられるのが
イギリス、ヴィクトリア時代に流行したといわれる
チェスターフィールドコートを現代風に進化させた
<チェスターコート>。
男性の背広のような襟に
すっと縦長に見えるラインが特徴的なあのコートです。
なんでこのコートが魅力的にうつるのか?というと、
中に着る洋服次第でカジュアルにもフォーマルにも着こなせる、
というその表情の豊かさゆえ。
というのも、
社会生活が長くなってくると、出向くお店や場所も、
ときにラグジュアリーなホテル、ときに居酒屋、と
それなりにバリエーションが増えてくるので
カジュアルに見えすぎるコートだけでは、やはり心もとないから。
“コートを脱いじゃうから、ま、いっか”
という気持ちもない訳ではないけれど、これって
“ファンデーションで隠しておけば、ま、いっか”
っていう気持ちと似たようなもの。
ましてやそれが、
何か特別な意味をなされる日だとしたら……
ジャストフィットするような
ラインの美しいワンピース ×ヒールに見合うコート
そしてコートを脱ぐと
え?こんなにエレガントだったの?
というギャップも楽しめるコート、
ひとつは持っていたいものです。
もちろん日常シーンなら、
柄Tシャツ×スリムなパンツやデニム
×ぴたっとしたブーツやヒールなどの装いにあっさり羽織る、
というのが気分。
かっちり目のバックと合わせれば
仕事のできる女風にも見えるという利点も。
ん〜、想像するだけで素敵。
寒空を爽快に歩いたり、カフェでお茶、なんてときも……
背筋が自然にすっと伸びて、
唐揚げとか食べたくなくなるわよね。
しかし、問題があった……。
このまるまる太った減らせない荷物。
これをまずなんとかしなくちゃだわ……。
*コーディネイトしたいメイクアイテム*
エレガントな装いにもカジュアルな装いにも透明感と艶のあるヌーディな肌感をつくれる 、ジョルジオ・アルマーニの新作コレクション。
写真左(エフェクト ヌード ハイライト パレット ¥8925)は、ジェルからパウダーへと変化するソフトなテクスチャーのヌードカラーパレット。目の下など明るくしたい部分にブラシをさっとかけるというもの。写真右(フルイド シアー #13 ¥5775)は、ファンデーションとブレンドすることでハイライト効果や立体感を演出してくれるリキッド。ともに2014年1月8日〜の限定品です。
text:Chiharu Nagatomi
illustration:Konatsu Taira
2014/01/07| TAGS: fashion
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