日本生まれの高級ファッション・ブランド「コム・デ・ギャルソン(COMME des GARÇONS)」の川久保玲さんがコンセプト・デザインを手がけるコンセプトストア、「ドーバー・ストリート・マーケット(Dover Street Market)」がニューヨークにオープン!!!
元NY女子美術工芸大学の、歴史の古い建物をリノベーションして作られたこのお店は、ビックリするほど店内スペースが狭いのが特徴。
昔の建物、しかももとは教室だったからとはいえ、入口を入ると正面はいきなり壁(エレベーターの裏)で、左にショップ、右にカフェ・レストラン。どっちも激狭。まるで高校の文化祭の時とかに教室でやる出し物並みの手狭感。。。ショップは1階から7階まで入っているけれど、全フロアそんな感じ。
しかも、エレベーターが1つしかないので、階を移動するときはもっぱら非常用出入口みたいな扉を開けて、非常階段的な階段で・・・。7階まで階段で上がる可能性もあるので、女子はここに行くときは、ハイヒールはやめといた方が無難かも。
さらに、古い建物なので所々に邪魔な「柱」がいくつもあって、近年、定番の広々とした空間を使った高級ブランド感漂うお店作りは、最初からムリな状況。たぶん、普通のファッション・ブランドなら、この建物をお店にしようとは考えないと思う。
けれど、それだったら、その邪魔な「柱」をお店の個性やシンボルに変えちゃおう・・・っていう逆転の発想をしたのがギャルソン。
さすが「前衛的な表現を試み、世界のファッション潮流を意識しつつも、それに抗して独自のコンセプトを貫徹させる」と評されるだけある。
それでは、少しずつお店の中をご紹介!
近年、世界的に有名なファッション・ブランドや高級デパートなどが、アーティスト(例えば、草間彌生とルイ・ヴィトン等)や漫画(例えば、「ジョジョの奇妙な冒険」とグッチ、ハーシュフェルドの風刺画とヘンリー・ベンデル等)と様々なかたちでコラボし、店内デザインにもそれを反映させるのがトレンドの1つになっている。
「ドーバー・ストリート・マーケット」は、その流れを一気に加速させ、新しいスタイルや文化を切り開く勢いの斬新さ!もし行く機会があれば、ギャラリーや美術館を訪れる気で行った方がいいかも。
cooperation & photo; りばてぃ
*profile*
ニューヨーク在住の有名ブロガーでマーケティング・コンサルタント。
ニューヨークならではの最新トレンドや興味深い事象を、独自の視点で綴るブログ「ニューヨークの遊び方」の作者。
2014/01/22| TAGS:
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