2014秋冬シーズンの東京コレクションから、ショーのヘアやメイクのポイントやテクニックを探るバックステージレポート。第2弾はインドネシアより参加した「Major Minor」と「Nur Zahra」の2つのブランドのヘアチームに密着。
「Major Minor」は、3人のデザイナー(Ari Seputra〈アリ・セプトラ〉、Ambar Pratiwi〈アンバル・プラティウィ〉、Inneke Margarethe〈イヌケ・マーガレット〉)が手がけるインドネシアの人気ブランド。2014秋冬シーズンは「歪んだイメージ」をテーマに、直線的な切り替えを多用したコレクションを発表した。
また、同時にコレクションを発表した「Nur Zahra」はムスリムの女性に向けたカジュアルウェアを展開するブランド。デザイナーWindri Widiesta Dhari(ウィンドリ・ウィデスタ・デーリ)の「厳格で柔軟性に乏しい従来のイスラムスタイルからファッションへの憧れを解放したい」という思いが随所に感じられるショーだった。
このインドネシアから参加した2ブランドのコレクションのヘアを担当したロレアル プロフェッショナルチームのリードスタイリスト、ヘアアーティストのYAS氏にヘアデザインのポイントをそれぞれ伺った。
《Major Minor》
キーワードは「質感ミックスのストレート」
洋服のデザインを見たところ、直線的なカッティングやグラフィックなプリントが多かったので、ヘアは柔らかさよりもシャープな印象に仕上げることを意識しました。
■ヘアデザインのポイント
シャープに見せるための一番のポイントが「ストレートの質感」。
下ろしている部分はシンプルにストレートアイロンで整えドライなツヤ感を出し、サイドは少しハードなツヤ感が出るようにしました。
■使用アイテム
エルネットサテン
ミシックオイル
(すべてロレアル プロフェッショナル)
《Nur Zahra》
キーワードは「モデルに似合わせたフォルムづくり」
ベールや帽子などの「かぶりもの」があって完成するヘアデザインだったので、ベースとなる頭部のフォルムを作ること、「かぶりもの」をつけた時の顔の輪郭の見え方を調整しています。
■ヘアデザインのポイント
デザインそのものは頭の形がきれいに見えるように後ろでひとつにまとめた、本当にいたってシンプルなまとめ髪。
「かぶりもの」によって頭部のシルエットを変える時は、シニヨンの上にヘアクリップをつけてボリュームや高さを出す工夫もしています。
■使用アイテム
エルネットサテン
ミシックオイル
(すべてロレアル プロフェッショナル)
きれいのニュース ビューティ
beauty news tokyo
2014/04/09| TAGS: beauty
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