2014秋冬シーズンの東京コレクションから、ショーのヘアやメイクのポイントやテクニックを探るバックステージレポート。第6弾は「SOMARTA(ソマルタ)」のメイクアップチームに密着。
客席の半分に約60体のマネキンがディスプレイされ、その間からモデルが登場するという通常のランウェイショーとは異なる演出。まるでアート作品のようにコレクションが展開された今シーズンは「雪の結晶」がインスピレーションとなっているとのこと。煌びやかな装飾やショーの最後に登場した新作のボディスーツが鮮烈な印象を与えた。
メイクアップを担当したM・A・Cプロチームのリードアーティスト、メイクアップ アーティストリー ディレクター・James Molloy(ジェームス・モロイ) 氏に、今回のコレクションのメイクアップについて伺った。
キーワードは「クラシカルで“Nature”」
今回のSOMARTAのルックに見られた煌びやかなクリスタルの装飾からインスパイアされ、“美しく完璧な素肌”、クリスタルのように輝くツヤ感を持つ肌に仕上げました。
今季のロンドン、パリ、ミラノのコレクションでも多く見られたテクニックですが、グロスを使用して頬骨の上からフェイスライン、眉山の上、そしてアイホールのハイライト感を強調しています。
「M・A・C グロス※」と「クリーム カラー ベース」をミックスして使用しているのですが、ミックスすることでとてもユニークなテクスチャーとなり、自然なツヤ感が出るんです。
※…M・A・C プロフェッショナル用プロダクト。M・A・C表参道ヒルズ店限定発売
ベースは「プロ ロングウェア コンシーラー」と「M・A・C ライトフル エッセンス」をミックスし、ルミナスで潤いのある肌に仕上げています。
目元は「スカルプティング パウダー」シャドウィを使用し、立体感や彫りをしっかりと印象づけました。
“オークカラー”は今シーズンの重要なトレンドのひとつになるでしょう。
そして、とにかくリアルさを追求し、リップはリップ コンディショナー(リップバーム)をつけただけ、チークは頬をつまんで血色を良くしただけ。血色を与えるのにタッピングするテクニックは今シーズン多くのステージで使われていました。
photo:Hiroshi Mashimo(Studio WINDS)
きれいのニュース ビューティ
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2014/04/15| TAGS: beauty
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