2014秋冬シーズンの東京コレクションから、ショーのヘアやメイクのポイントやテクニックを探るバックステージレポート。第1弾は「A DEGREE FAHRENHEIT」のヘアチームに密着。
デザイナー・天津憂による「A DEGREE FAHRENHEIT」の2014秋冬シーズンは、光の色を定量的な数値で表現する尺度「色温度(単位/K =ケルビン)」に着目。中でも日中の曇り空の自然光に該当する 色温度“11323.4°F( 6000K)”をテーマに、晴天と雨天の間の不安定な天色にインスピレーションを受けコレクションが展開された。
このショーのヘアを担当したロレアル プロフェッショナルチームのリードスタイリスト、ヘアアーティスト・CHINATSU氏にヘアデザインについて伺った。
キーワードは「いびつさの中の品の良さ」
コレクション自体のテーマが晴天と雨天の間の不安定な色を表す「6000K」でしたので、ヘアデザインでも「雲」や「変化」を、品良く表現することを目指しました。
■ヘアデザインのポイント
「雲」はマット質感をイメージ。ベビーパウダーとスプレーを使ってドライに仕上げています。
ウェーブをつけるために施した三つ編みは、細いもの、中太のもの、太いものをランダムにミックスし、いびつなウェーブを作っています。さらに三つ編みを崩したあと、カールアイロンで4種類のウェーブを部分的にプラスして、よりランダム感を出して、多様に「変化」する天候をイメージしています。
あと、フワフワとなびくような後れ毛を作り、残りは後ろでだんご結びでルーズにまとめてピンでとめています。
リハーサルでモデルの後ろ姿を見た時「ドレスの後ろの首回りのカッティングをもっとキレイに見せたい」と感じ、ショー直前に髪をまとめる位置を上げて、さらに後れ毛も微調整もしました。
■使用アイテム
テクスチャーエクスパート ボディーグロー
ロンドンアディックシォン スプラックスディライト
テクスチャー エクスパート エアフィニッシュ
(すべてロレアル プロフェッショナル)
きれいのニュース ビューティ
beauty news tokyo
2014/04/08| TAGS: beauty
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