お洒落で愉しいものが大好き。
特にフリーハンドで描かれた痺れる個性に出逢うと、心底ときめきエネルギーが溢れてとまりません。
冒頭の写真は1950年代のメキシコのハンドペイントのテキスタイルスカート。
洗練された影のタッチが染めの墨色に浮かび拡がる小宇宙に魅了されます。
日々フルカラーの世界に生きているからこそモノクロームで受け取るものには色褪せない宝物のしるしをみます。
そしてヴィヴィッドとはすべての色に宿るのだと実感をもちます。
墨色で書かれた文字に街中で囲まれることは、旅行中の愉しみのひとつ。
文字のルーツをおもうと、意味はしらなくても感じれば読めている部分もあるからなのか、
そのかたちに惹かれた時に自分の野性が刺激されて活性化するのを感じます。
ジャイプールにてインテリアショップのゲートデコレーション。
アラビック文字はグラフィカルで一番の憧れ。
チュニジアの書店で L’ AMOURという美しい本を購入しました。
習字を思わす流麗なデザインにうっとり。
筆圧やタッチに込められる個性に親近感も同時に感じます。
モダンな水墨画にみる透明感。
作者は齐梦章。
描かれた滲みに詩的な情景が浮かびあがってきます。
人民美術出版社からの1993年の作品集で富士山など日本の景色も描かれています。
text:フリーランススタイリスト・吉村結子
小筆で書かれたおしながき
清らかな文字は戴くお食事と空間を表す映画のタイトルバックのようです
http://www.yuikoyoshimura.com
2014/09/04| TAGS: fashion
吉村結子
きれいのニュース | beauty news tokyo