毎シーズン世界各地のファッションショーにおいて150以上のコレクションメイクを手掛けるM・A・Cプロチームが、2015春夏シーズンの「メルセデス・ベンツファッション・ウィーク東京」に参加した東京のファッションブランドとどのようなコラボレーションを展開するのかを密着レポート。
第2回は映画『The Hanging Garden』の庭園に咲く草花が一瞬に枯れてしまうシーンからインスピレーションを受け、「The falling beauty」をテーマに掲げた「Johan Ku」の2015春夏シーズンのショーより。
まずは今回のショーのメイクアップのキーアーティストであるM・A・Cシニアアーティスト・池田ハリス留美子氏に話を伺った。
<M・A・Cシニアアーティスト・池田ハリス留美子氏>
—コレクションのテーマを踏まえたメイクアップのコンセプトは?
春に向けて気分を盛り上げていこうということで、「70’S」にインスパイアされて、『思い切ってカラーを楽しむメイク』がコンセプトになっています。春夏シーズンはペパーミントグリーンがトレンドになりますので、細めに入れたピンクのラインと組み合わせ、花が咲いているイメージを落とし込みました。
元々「Johan Ku」さんのコレクションにはフラワープリントが多いのですが、それをコンバインしたという感じですね。
—実際のメイクアップについて詳しくお聞かせください。
ペパーミントグリーンとピンクという組み合わせは甘くてキュートになりがちですが、そのイメージはデザイナーさんが求めるものと異なってしまいますので、チークを下目ににじみ出るような印象で乗せて、「美しくメイクした」というよりは、「もともと顔にあった」ような印象を持たせ、さらに日射しを浴びているようなイメージでメイクを仕上げています。
肌はあくまでモデル1人ひとりの個性を活かしたローでミニマムに仕上げています。
そして今回のメイクでキーアイテムとなったプロダクトがこちら。
<(写真左から)ピグメント グリーン スペース ¥3,300、同 ピュア ホワイト¥3,300(共に表参道ヒルズ店限定)、カジュアル カラー ウィークエンド ゲッタウェイ ¥3,000、同 リラクゼーション ¥3,000(共に12月11日新発売※現品とパッケージが異なります)、#287 デュオ ファイバー アイシャドウ ブラシ ¥4,700 ※全て税抜価格>
次ページ以降からは、普段なかなか覗くことのできないメイクアップの舞台裏(バックステージ)、そしてショー本番(ランウェイ)の写真は一気に紹介。ぜひ現場の雰囲気も味わってみてくださいね。
2014/11/05| TAGS: beauty
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