長年肥満大国のトップだったアメリカを抑え、世界一の肥満国※となった国、それがアメリカのお隣「メキシコ」。WHO(世界保健機構)が定めるBMI値の基準(30以上で「肥満」、25~29は「太り過ぎ」)と照合すると、メキシコの成人のうち約33%が「肥満」、約37%が「太り過ぎ」、さらに子どもたちも約3分の1が「肥満」もしくは「太り過ぎ」になっているそう。
※…国連食糧農業機関(FAO) 世界の食糧事情に関する統計より(2013年)
そこで、この肥満問題を懸念するメキシコの首都メキシコシティの保健当局は“地下鉄で乗客がスクワットをしてカロリーを消費すると一定額の運賃を無料にする”サービスを考案し、先月下旬から市内の地下鉄駅に「スクワット10回のカロリー消費量が表示され、乗車券が発券される」という特別な機械を設置したのだとか。
ちなみに「スクワット10回」での消費エネルギーは、たったの「3.8kcal」(30代/55kg/女性で試算)。しかも有酸素運動ではないので脂肪燃焼効果は期待できませんが、筋肉を鍛えることで脚の引き締めやヒップアップなど、身体は締まって見えるようになります。そして筋肉量が増えれば、自然と基礎代謝も上がってダイエットにも効果を発揮します。
今回のメキシコシティの地下鉄の「スクワット10回でごほうび」プロジェクトは「まずは“運動”の習慣化を目指しましょう!」というところでしょう。
私たちも「やせる」を考えるとついつい食事制限だけに目を向けがちですが、運動(筋肉を鍛えること)も大切です。ということで、最後に下半身の引き締めに効くスクワットのやり方を紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【下半身の引き締めに効くスクワットのやり方】
・肩幅程度に足を広げ、つま先を少し外側に向ける
・手を頭の後ろで組む
・前を見て、背筋を伸ばす
この姿勢を基本として、息を吸いながらお尻を後ろに突き出すように、ゆっくり床と太ももが平行になるまで膝を曲げ、そして息を吐きながらゆっくり膝を伸ばします。身体に負担をかけ過ぎないように無理のない回数からはじめてみてください。
参考:マイクロダイエット『世界一の肥満国では、 スクワット10回でアレがもらえるサービスを開始』
2015/02/10| TAGS: lifestyle
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